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細面

 都電の新型8900形を真正面から眺めてみると、意外と細面であることに気付いた。
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 従来の車両より車体の幅が狭いということはないと思うので、細く見えるのはデザインの所為なのだろう。

 ちょっと頼りなげな気もするが、黒を基調にした顔つきには引き締まった感じもある。


都電
8900形電車 都電荒川線学習院下電停~面影橋電停にて 2017.6.3
by railwaylife | 2017-11-30 23:20 | 路面電車 | Comments(0)

東京さくらトラム

 都電荒川線に愛称が付いた。

 いくつかの候補の中から投票で選ばれたのは「東京さくらトラム」だそうだ。

 愛称を付けるのは難しかったんじゃないかな、と思った。

 都電荒川線は路線の距離が長く、沿線の雰囲気も変化に富んでいる。地域的に捉えどころがない。だから愛称として地域を含めるのは難しかったのではないかと思う。あえて言うなら、都心の北側をぐるっと回っているから「東京ノーストラム」なんて言えるかもしれないが、どうもあまりピンと来ない。

 それでこういう「さくらトラム」という名になったのだろう。たしかに沿線に桜の名所は多い。ただ、際立って多いというわけではないし、東京には各所に桜の名所がある。だから、都電の特徴を表すにしてはちょっと漠然としているなという気がする。

 でも、決まったからにはそれを長く広く使わないといけない。特に大事なのは、長く使い続けることじゃないかと思う。
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都電
7700形電車 都電荒川線学習院下電停~面影橋電停にて 2017.6.3
by railwaylife | 2017-11-27 23:35 | 路面電車 | Comments(0)

サツキの都電

 サツキの花越しに、新型8900形が往くのを初めて見た。
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 この車両が往くさまざまな季節の風景を、これからも一つ一つ積み重ねていけるようでありたい。

 そして、この車両への思い入れを強くしていきたい。

 そんなことを想いながら、眺めた風景である。


都電8900形電車 都電荒川線鬼子母神前電停~学習院下電停にて 2017.6.3
by railwaylife | 2017-11-26 23:50 | 路面電車 | Comments(0)

初夏の見納め

 長年活躍してきた都電7000形がいよいよ引退する、というニュースを目にしたのはまだ春の盛りのことであっただろうか。

 その7000形の見納めをしようと心に定めたのは、初夏というには暑すぎる、五月下旬のことであった。

 見納めに選んだ場所は、通院の折に何度も都電を眺めた橋の上であった。
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 私がここで都電を眺めるようになってから、この背景には高い建物がだいぶ増えた。ギャップのある風景の代名詞的な路面電車とサンシャイン60という風景も、ここからは見えなくなってしまった。そして、サンシャイン60みたいなビルがいくつも建った。そんな風景にもう7000形はそぐわなくなったのかもしれない。

 カメラから視線を外したとき、橋の下へゆっくりと吸い込まれていく7000形の顔に「おつかれさま」と書かれたマークが見えた。

 ありがとう、ではなく、おつかれさまという言葉がぴったりくる車両だなと思った。



 さて、このときはこうしてすっかり都電7000形の見納めをしたつもりになっていたが、実はこれが見納めにはならなかった。

 この後改めて、7000形をじっくりと見納める機会がやって来ることになる。


都電
7000形電車 都電荒川線鬼子母神前電停~学習院下電停にて 2017.5.20
by railwaylife | 2017-11-23 21:30 | 路面電車 | Comments(0)

都電2017

 早いもので、2017年も残りあと一ヵ月余りとなった。

 今年も、新しい車両の登場した路線、旧い車両の去った路線がいろいろあった。

 その中から、長年活躍していた車両が去って行ったある路線の今年の風景を、これからまとめて載せておこうと思う。

 都電荒川線、2017年の風景である。
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by railwaylife | 2017-11-23 21:20 | 路面電車 | Comments(0)

曇天Sトレイン

 この2017年は、すっきりしない天気の日が多い。

 だから、今年の春デビューした「Sトレイン」も、すっきりしない天気の日にばかり目にしている気がする。
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 でも、こういう日の風景を積み重ねていくことも、この列車への憧れを強くしていくための大事な儀式である。

 いつかこの列車で、秩父まで一直線に行ってみたい。


1枚目 西武40000系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2017.7.30
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枚目 西武40000系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2017.8.20
by railwaylife | 2017-11-13 23:45 | 西武 | Comments(0)

衝撃に備えよ

 東急東横線祐天寺駅はもともと2面2線の構造であったが、2015年度から改修工事が始まり、この春に2面3線の構造に生まれ変わった。上下線の本線の間に通過線が新設された形である。この通過線は下り線・上り線とつながっているが、普段は上り線の優等列車が通るようになっている。祐天寺駅に停車しない特急・通勤特急・急行・およびSトレインが通ることで、ホーム上の安全性が向上した。

 また、春のダイヤ改正から朝の通勤ラッシュ時には優等列車が各駅停車を追い越すようにもなった。朝の慢性的な遅れを解消する目的もあったのだろうが、この区間を各駅停車に乗り通勤で利用している私としては、通過待ちの発生によりかえって所要時間が増大するのではないか、という不安がダイヤ改正前にはあった。

 だが、蓋を開けてみると、私が普段通勤で利用している8時台前半から中盤にかけては通過待ちが設定されていなかった。一番混雑する時間帯で、ただでさえ電車のダイヤが詰まっているので、通過待ちを設定するのが難しかったのだろうか。何にせよ、通過待ちによる通勤時間の増大という事態は避けられた。

 だが、この通過線の増設により、別の不安が生じるようになった。



 通過線の新設により、祐天寺駅の前後には本線上に分岐器が設置された。その分岐器は、昨年夏頃に取り付けられたと思うが、そこを通過するときに電車が大きく揺れるようになった。

 今まで揺れることのなかったところで急に揺れるようになったから、乗客は無防備であった。ちょうどその揺れが起きるようになったのがポケモンGOが流行っていた頃で、ある朝私はそこの分岐器通過時、となりにいたポケモンマスターに思い切り足を踏まれてしまったことがあった。

 以来、祐天寺駅発車後の揺れが恐ろしくなってしまった。

 分岐器ができてから程なくして、祐天寺駅停車時に車掌が「発車しますと揺れますのでご注意ください」というアナウンスを入れるようになった。でも、それを聞いている乗客がそれほどいるとは思えない。だから分岐器通過時にどんなことが襲いかかって来るか、相当気を付けるようになった。

 そして、自分自身も揺れで倒れないように吊革や手すりにつかまることはもちろん、足腰にも相当力を入れて備えるようになった。

 そういった一連の動きを、祐天寺駅に到着したとき条件反射的に行うようになった。そして、いよいよ電車が駅を発車するときには「衝撃に備えよ」と頭の中でつぶやき、緊張しながらその瞬間を迎えるようになった。

 ただ、朝のラッシュ時は電車が詰まってしまうことが多い。特に中目黒駅手前では電車の滞留することが多いので、祐天寺駅を発車するときも「そろ~り」と出ることが多い。そんなときは、衝撃に対して相当備えたのにあまり揺れなかったりして、拍子抜けしてしまうものである。

 ただ、ごく稀にびっくりするほど電車が時刻通りに動いたときなど、たとえ朝でもけっこうな勢いで分岐器を通過していくものである。そういうとき、乗客は慣れないものだから、大きな揺れに対してけっこうな混乱が起きたりする。

 そんなことが時々あるだけに、祐天寺駅の発車時は気が抜けないものである。
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by railwaylife | 2017-11-04 22:20 | 東急 | Comments(0)

E351系のこと

 E351系のことは、書かねばなるまいと思った。

 先日ニュースで、来春での引退・廃車が明らかにされたからである。

 これまでE351系が充当されていた中央本線の特急「スーパーあずさ」用の後継車両として、新型のE353系がいよいよ投入されることは事前に発表されていた。だから、E351系が「スーパーあずさ」の任から降りることははっきりしていた。

 ただ、E351系は多客期の臨時列車運用などの波動用に回り、現在波動用として使用されている国鉄型の189系が引退するのではないかと思っていた。それでむしろ189系の先行きの方に不安を抱いていて、先日発表された冬の臨時列車の資料では、189系がいつまで走るのだろうと気にしたりしていた。

 そんなところに、E351系は来春で引退・廃車というニュースがあった。波動用にも回らず、そのまま廃車になるということである。

 この報せには驚きがあったが、考えてみるとE351系はもうデビューから四半世紀近くにわたって中央本線の特急列車のエース的存在を担ってきた。さすがにだいぶ傷んできているのだろう。

 でも、そのE351系には格別の思い入れがある。

 数年前のこと、一年間だけ通勤で中央本線の新宿-荻窪間を利用していたことがあった。その頃はいろいろあって、すぐにでも日常を逃れ中央本線でずっとずっと遠くへ行ってしまいたいと、いつもいつも想っていた。

 その私の願いを乗せるのが、他ならぬE351系特急「スーパーあずさ」であった。E257系特急「あずさ」でも「かいじ」でもない。ましてや189系臨時特急「あずさ」でもない。中央本線の最優等列車であるE351系特急「スーパーあずさ」こそが、憧れの的であった。そのE351系の姿に、何度となく自分の想いを乗せ、いつか乗りたいという希望を持ち続けながら日常を生きていた。だから、私にとっては本当に大切な存在であった。

 その後念願叶って、実際にE351系に乗って旅することもできたが、今も憧れの存在であることには変わりない。いつだってE351系で旅立ちたいと想っている。

 そんな気持ちがあるから、来春で引退と聞けば、いま一度乗っておきたい、見ておきたい、撮っておきたいと思うものである。

 だが、引退が決まったからと言ってのこのことその車両のために出かけていくのは人間の悲しい性だな、と最近は思うようになっている。こういう段階になって慌ててみても仕方ない、という気がしている。

 とは言え、そういう「引退する前にもう一度」という気持ちに釣られて、久しぶりに中央本線を下ってみるのも悪くないなとも思っている。こういう機会でもなければ、どうせ日常のせわしなさにかまけて中央本線沿線へ出かけるチャンスを逃し続けるに違いないからである。 だから、E351系の所為にして、うまいこと自分を中央本線沿線へ連れ出そうと、今は企んでいる。
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by railwaylife | 2017-11-01 23:55 | 中央本線 | Comments(0)