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あと一万回の晩酌

 今月になってから「来年はこうありたい」「今後はこれをやりたい」なんていう想いをあれこれ記事に書いてきた。

 年の暮れになると、どうしてもそういう想いがたくさん湧いてくるものだが、今になってみるとずいぶん欲張ったものだという気もする。しかし、自分の想いを形に表すことは悪いことではないと思う。その方が意外と叶ったりするものである。

 というわけで、最後にもう一つ、今後に向けた想いを綴り、この2016年の記事を締めることとする。



 私はお酒を飲むが、それほど頻繁に飲むわけではない。

 もちろん、飲み会に参加すればそこそこ飲むし、外食をすればお酒を付けることも多い。

 ただ、普段は週に一度晩酌をするかしないかである。それも350ml缶の発泡酒一本くらいである。毎晩飲みたいとは思わない。

 ただ、できれば毎晩ブログの記事を更新したいとは思っている。

 更新すると言っても、すでに用意してある写真を加工し、日常の隙間に書いた文章を推敲し、それを投稿画面からアップするだけである。その作業は、ほんのわずかな時間だ。でも、たとえどんなにヘタクソな写真であっても、たとえどんなに稚拙な文章であったとしても、それが記事という形になって完成すると、ちょっとした充実感があるものだ。

 もしかしたらそれは、自分にとっては晩酌と同じものなのかもしれないと思う。



 ところで先日、小・中学校で同級生だった友人が家に遊びに来てくれた。

 彼は仕事柄お酒をよく飲む。晩酌も毎日しているそうだ。そういう友人と飲むときは、私もけっこう杯を重ねたりするものである。

 飲みながら、自分たちはこれから先あとどのくらい生き長らえるか、という話になった。

 われわれの世代は、八十代まで生きるのは無理だろうから、せいぜい七十代だろうという結論になった。そうすると、人生はあと三十年ばかりということになる。三十年ということは、日で言うと一万日くらいだと友人は言った。そう考えると、二人とも何となく寂しくなってしまった。

 「ああ、晩酌もあと一万回しかできないのか」

と、彼は嘆いた。

 私も、毎晩一つずつブログの記事を更新できたとしても、あと一万回しか記事をアップできないことになる。もちろん一生ブログが続けられたとしての話である。いつまで続けられるかわからないし、毎晩記事をアップする余裕があるわけではない。

 でも、だからこそ、ひとつひとつの記事を、大切に楽しみながら掲載していきたいと改めて思った。



 来年も、晩酌を楽しむように、毎晩の記事の更新を続けていけるようでありたいと、いま願っている。

 もちろん、毎日必ず記事を更新しなければならないというものではない。

 楽しめるときに、楽しめれば良い。
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by railwaylife | 2016-12-31 01:00 | 生活 | Comments(0)

東急8000系カテゴリ

 長年ブログをやっていると、扱う話題も変わってくる。それは、周囲の環境が変わっていくことにもよるのだが、カテゴリごとの記事を見ても、その変化がわかってくる。

 身近な東急東横線の話題で言うと、ブログを始めたばかりの頃は、東急8000系の話題を多く扱っていた。それまでの東横線の主力であり、子供の頃から最も身近にあった車両として、熱心に取り上げていた。ただ、私がブログを始めた頃にはもうこの車両の置き換えがだいぶ進んでいて、残るはわずか数編成になっていた。そんな残りわずかな8000系を追った記録は、今見ると何ともヘタクソなものだと思う。もちろん、今の写真が上手になったとは決して言えないが、もうちょっと巧く撮れれば良かったなと思う。とは言え、今となっては貴重な記録である。

 さて、その8000系の記事であるが、ブログを始めてから一年半をを過ぎると記事の増えることがほとんどなくなった。

 それは、東横線はもとより東急全線から8000系が引退してしまったからである。そうなってしまえば8000系の話題を掲載することはできない。

 ただ、東急を引退した車両の何本かが伊豆急へ転属した。それでその8000系を見に行き、記事にしたこともあった。しかし伊豆急は日常の鉄道ではないので、8000系を目にすることはなかなかできなかった。

 そんな中、東急の別の車両の記事がどんどん増えていくこととなった。

 8000系なき後、記事数が増えて行ったのは9000系であった。8000系の次に思い入れのある車両である。しかしこれも次第に東横線を追われ、代わって急速に数を増やした5000系列が今は東横線の話題の中心である。また、地下鉄副都心線から乗り入れて来る東京メトロ、西武、東武の車両の話題もどんどん増えている。

 そして気付けば「東急8000系」カテゴリの記事数は他と比べてだいぶ少なくなっていた。

 そのカテゴリの記事を増やしていくことはもうなかなかできないんだなと思うと何だか寂しいものがあった。8000系カテゴリの記事を増やすには、少なくとも伊豆急の始発駅である熱海まで行かなければならない。

 もはや8000系カテゴリは、過去のカテゴリになってしまった気がした。



 だが、8000系カテゴリの記事を、これからも増やしていける方法を思い付いた。

 そもそも車両形式には正式名称と通称がある。もちろん、趣味の世界では通称でも構わないと思っているが、正式名称は普段慣れ親しんでいる呼び名と異なることがある。

 例えば、東急には8000系、8090系、8500系、8590系という呼び名があるが、これらは通称による区分に過ぎない。正確に言うと、それらはいずれも8000系である。小学生の頃、東横線に8090系が増備されたとき、その形式は正式には8000系16次車というのだと知って、大いに驚いたことがある。

 つまり、今まだ現役で走っている8500系や8590系も、正式な名称を持ち出せば、8000系と呼んで良いことになる。

 そうすれば、今まで「東急」という曖昧なカテゴリに放り込んでいた8090系や8500系の話題の記事も、8000系カテゴリに含めることができる。

 さらに、8500系や8590系はまだ現役なのだから、これからも増やしていくことだってできる。そうすれば、他の形式のカテゴリに劣らない存在になるだろう。

 そして、8000系のカテゴリの記事を増やすことも楽しくなってくる。

 そんなわけでカテゴリを再整理し、8500系や8590系の記事も8000系カテゴリへ移動した。これで、これからも東急8000系カテゴリを活かせるようになった。

 きっと来年からは、8000系カテゴリの記事数が再び増え始めるはずである。
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東急
8500系電車(8638F) 東急大井町線二子玉川駅~二子新地駅にて 2016.12.23
by railwaylife | 2016-12-29 23:55 | 東急8000系 | Comments(0)

ON THE ROAD 2016

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 先月のこと、浜田省吾のアリーナツアー「ON THE ROAD 2016」に参加した。

 このツアーのサブタイトルには「
since 1976」とあった。

 すなわち今回のツアーは、彼のデビュー40周年を記念するものでもあった。

 そんなツアーのポスターには、おそらく歴史上初めて線路が描かれた。

 今までは、ツアータイトルを示すかのように、スポットライトへ向かってずっと続いてゆく道路が描かれていた。それが今回は線路になっていた。しかも電化複々線の線路である。

 線路に人一倍敏感な私は、初めてそれを見たときからこれにはいったいどういう意味があるのだろうとずっと考えていた。だが、ライブに参加してその意味がようやくわかった気がした。それは、今回のセットリストが、これまでの四十年を振り返るようなものだったからである。つまり、ポスターの線路は、これまで浜田省吾が走ってきた軌跡を表すものだということではないだろうか。

 ただ、セットリストの中には新しい曲も多かった。そして何より、その演奏は今までにも増してパワフルなものであった。それはまた、彼の線路がまだまだこれからもずっと続いていくことを示したものでもあったと言える。

 まさに彼の走っている線路は、がっしりとした電化複々線で表すのにふさわしいものであった。

 私も、自分なりに人生の線路を敷いていきたい。

 人生を線路で例えるときは「決められたレールの上を行くだけ」という表現をよく耳にするように、あらかじめ決まったコースを生きていくようなときに使われることが多い。

 しかし、私はそういう使い方はしたくない。

 自分の人生という線路は、自分で敷いていくものだ。

 私もまだまだ、自分の人生という線路を敷いていきたい。たとえ単線非電化のようなかぼそい線路であっても、自分なりの線路を敷いていきたい。

 きっと、急な勾配もあるだろう。急なカーブもあるだろう。

 でも、その線路を走ってゆく自分自身が見る風景を、なるべくいい風景にしていきたい。

 そんな想いを込めて、この歌の詞をここに載せておきたい。


 
MIDNIGHT BLUE TRAIN 連れ去って
 どこへでも行く 思いのまま
 走り続けることだけが 生きることだと 迷わずに答えて

by railwaylife | 2016-12-29 22:35 | その他 | Comments(0)

東京メトロカテゴリ

 このブログには「地下鉄」という曖昧なカテゴリがある。

 地下鉄、といっても、地下の風景を捉え、掲載することは難しい。そのカテゴリに入っている記事を振り返って見てみればそれは、地下鉄の車両が直通運転先の地上線を走っているさまばかりであった。

 だから、地下鉄路線の風景というより地下鉄車両の風景のカテゴリだと言える。

 しかも、そのほとんどが東京メトロの車両の風景であった。

 最も身近な地下鉄だから無理もないのだが、東京メトロというカテゴリを作って分けても良いくらいの量であった。だから、新たに「東京メトロ」というカテゴリを作り、そのカテゴリに東京メトロの車両の風景を移すことにした。

 ただ、そうやって東京メトロを分離してみると「地下鉄」カテゴリに残る記事はほんのわずかになってしまった。しかも、残った記事はすべて都営地下鉄の話題であった。

 だったら「都営地下鉄」というカテゴリも作って良いのかなと思ったが、あえてそれは「地下鉄」というカテゴリのまま残しておくことにした。それは、いつかまだ乗ったことのないどこかの都市の地下鉄に乗り、その風景を記事にしてみたいからである。そのとき、この「地下鉄」のカテゴリが活きてくるはずである。

 もちろん、新しく作った「東京メトロ」のカテゴリの記事も、これからどんどんと増やしていけるようでありたい。
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by railwaylife | 2016-12-27 23:05 | 東京メトロ | Comments(0)

モノクロのような街

 「橋の向こうに色がついたような気がした」

 あるマンガに出てくる台詞だが、たしかに「街に色がつく」ということはあるように思う。

 その街を訪れ、その街のことを知り、その街に知り合いができ、思い出が作れると、次第にその街には色がついていくものだ。

 この、モノクロのような街の風景を見ながら、そんなことを想った。
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 川向うで急速に発展を続けるあの街に、私は何らかの想いがあるだろうか。街に色をつけられているだろうか。

 いつか、橋の向こうに色がつけられるようでありたい。


東急
5050系電車(5172F) 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2016.11.13
by railwaylife | 2016-12-25 23:30 | 東急5000系列 | Comments(0)

どこかへ行きたいと想うこと

 どこかへ行きたいということと、どこかへ行ってしまいたいということは違うのだと気が付いた。

 どこかへ行きたいと思うのは自分の中にある「行きたいところリスト」のどれかへ行くのを実現したいということだ。それは、自分の願いを叶えるものであり、生きる希望、生きる糧でもある。その希望を叶えるために日常を頑張る。だから、決して逃げではない。

 でも、どこかへ行ってしまいたいというのは、今自分がいる場所から逃げ出したいということである。それは、絶望である。

 つまり、どこかへ行きたいと思うことは希望であり、どこかへ行ってしまいたいと思うことは絶望である。

 私も時々、どこかへ行ってしまいたいと思うことがあった。いま振り返ってみればそれは、良くない兆候であった。

 来年は、どんなときでもどこかへ行きたいと思えるようでありたい。
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 最近は、この風景を見ながらよく「どこかへ行きたいなぁ」と思っている。

 新幹線が東京を離れ、西へと旅立つ瞬間である。


新幹線
N700系電車
「のぞみ」
111号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2016.11.13
by railwaylife | 2016-12-24 23:50 | 700&N700 | Comments(0)

都電2016秋

 2016年になって、都電荒川線を走る路面電車の顔はだいぶ変わった。

 まずは新型の8900形が走るようになった。
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 カメラの設定が夕景撮影仕様になったまま撮ってしまったので色合いがおかしくなっているが、せっかく捉えた新型なので、載せておきたい。

 それから、旧来の7000形が改造を受け、7700形になった。
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 何だか古くて新しいデザインである。

 これらの新顔に、これまでの顔も含めると、実にさまざまな顔が走るようになった。見ていて飽きない路線であるし、次にどんな電車が来るだろうという楽しみがある。
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 そんな都電荒川線の沿線風景を、できればもっとじっくり楽しんでみたい。


1枚目 都電8900形電車 都電荒川線学習院下電停~面影橋電停にて 2016.10.15
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枚目 都電7700形電車 都電荒川線学習院下電停~面影橋電停にて 2016.10.15
3
枚目 都電9000形電車 都電荒川線学習院下電停~面影橋電停にて 2016.10.15
by railwaylife | 2016-12-23 11:20 | 路面電車 | Comments(0)

E235系と東京メトロ1000系

 銀座線1000系の向こうを山手線E235系が往く。
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 うまいこと両者の顔同士が写真に収まれば良かったけれど、なかなか難しいものであった。今はまだ一本しかないE235系を偶然にもこの場所で見られたので、良しとしたい。

 それにしても、山手線がE235系だらけになっている頃、この場所はどんな眺めになっているのだろう。


JR東日本E235系電車 山手線渋谷駅~原宿駅にて 2016.10.8
by railwaylife | 2016-12-21 22:20 | 山手線 | Comments(0)

シブヤの銀座線

 長らく見慣れてきた渋谷の風景が、また一つ消えていこうとしている。

 東京メトロ銀座線では先月、週末の何日間かにわたり渋谷と表参道の間を区間運休とし、渋谷駅付近の線路の付け替え工事を行った。渋谷駅のホームを表参道寄りの高架橋上に移設するための前準備だろう。

 線路がどんなふうに変わったのかはまだ確認していないが、今まで見慣れてきた風景に大きな変化が起きたことは間違いない。そしてやがて、渋谷の街中を地下鉄の電車が往くという風景も見納めとなるのだろう。

 銀座線は高校通学で利用していた思い出深き路線である。

 高架橋の上から渋谷の街を見下ろす車窓風景は、私の高校生活の日常の中にいつもあった。

 ちょうど2000形がまだ少し残っていた時代であったが、それもやがて01系に完全に淘汰された。しかし今やその01系が1000系に完全に取って代わられようとしている。

 そんな思い出のある渋谷の銀座線の風景も遠からず見納めになるんだろうなと思い、先月の工事が行われる前に、しっかりと眺めておいた。
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東京メトロ
1000系電車 東京メトロ銀座線渋谷駅~表参道駅にて 2016.10.8
by railwaylife | 2016-12-19 23:10 | 東京メトロ | Comments(0)

随筆の季節感

 先日、ある広報誌に載っていた有名小説家のエッセイを何気なく読んだら、その冒頭に、日本の随筆というのは季節に合わせた話題を扱うところに趣があるのだということが書かれていた。そしてそのエッセイには、もう秋なのに夏の話題を扱うことへの断り書きがわざわざ記されていた。

 なるほどなあと思いつつ、自分をちょっと恥じた。

 このブログでは、季節が遅れ放題だからである。

 もちろんそれは、あえてそうしていることではある。せわしない日常の片手間にやっていることだから、季節に即した話題を載せよう、なるべく鮮度のある話題を載せようなどと考えているとだんだんつらくなってくる。それよりも、自分のペースで好きな時に好きな話題を載せていく方が良い。いつからかそんなふうに考えるようになった。

 とは言え、もし時間が許されるなら、季節に即した話題を載せていきたい。随筆が季節感を重んじるように、このブログに掲載する話題も季節感を大事にできるようでありたい。

 いつかそういうふうにできる日が来るだろうか。
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by railwaylife | 2016-12-17 23:50 | 生活 | Comments(0)