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コルゲート外板

 京王3000系の外観の特徴の一つとして、側面にあるコルゲート外板が挙げられる。
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 車体側面を装飾しているこのコルゲート外板は、東急車輛製造のステンレスカーの特徴である。東急車輛がステンレスカー製造の技術を学んだアメリカ・バッド社の象徴的なデザインだそうだ。

 考えてみると私の幼い頃、身の回りの車両はコルゲート外板を備えた車両ばかりであった。この京王3000系はもちろん、地元東急の7000系、7200系、8000系、8500系など、みなコルゲート外板付きであった。


 このドア際や車端部にある凹みの処理が何とも言えず好きで、その感触を昔から得てみたかったけれど、駅に停まっている車両でも触るのはちょっと憚られた。
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 でもこの博物館の展示車両では触っても大丈夫かなと思った。特に展示車両でも「手を触れないでください」というようなことは書いていなかった。それで恐る恐る触れてみた。曲線のところに、何とも言えぬ心地良い触り心地があった。

 さて、このコルゲート外板は、軽量ステンレスの車体が登場するとともに使われなくなっていったのだが、まだ現役で走っている車両で装着しているものもある。

 その一つが、いま地元の東横線でも走っている東武9000系である。

 その東武9000系に今、ただならぬ思い入れを持つようになったのは、このコルゲート外板に対する愛着と懐かしさと憧れから来ているのではないかという気がしてきた。


京王
3000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-30 23:00 | 京王井の頭線 | Comments(0)

記憶の中か歴史の中か

 京王線の車両は、5000系・6000系のような白地にエンジ色の帯を巻いた塗装になる前は、このように緑一色の塗装であった。
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 これを「グリーンカー」と呼んだそうだ。

 そんな「グリーンカー」の現役時代を私は知っているのかどうか、微妙である。

 おぼろげながら、乗った覚えがある。幼い頃、山好きな大伯父に連れられて高尾山へ行ったとき、帰りに「グリーンカー」に乗ったような記憶がある。まさにこの展示車両が表示している高尾山口駅からである。

 ただ、本当におぼろげな記憶なので、実際に乗ったという確証はない。後に本や写真でこの「グリーンカー」を見たときの記憶が混ざって、実際に乗ったという記憶にすり替わってしまったのかもしれない。

 だからこの車両は、記憶の中の車両なのか、歴史の中の車両なのか、何とも微妙な存在である。

 それにしても、この車両を見た約一年後に再び京王線上に「グリーンカー」が登場するとは、このとき思ってもみなかったことであった。


京王
2010系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-29 23:40 | 京王 | Comments(0)

6000系のイメージ

 京王6000系と言えば、白い車体にエンジの帯を一本キリッと締め、長い編成を連ねた優等列車でかっ飛ばしているイメージである。種別幕の赤色が凛々しく、良いアクセントになっていた。

 それと印象的なのは、前照灯よりも尾灯の方が上にあることだ。おかげで前照灯の下はちょっと間延びした感じがするけれど、そこが6000系の顔の特徴でもある。

 そんな6000系の顔を久々に間近で眺めることができ、懐かしく思った。
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 帯の色が全盛期と違うのがちょっと残念だったけれど、こうして今もこの車両をじっくり眺めることができるのは嬉しいことであった。


京王
6000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-27 23:20 | 京王 | Comments(0)

多摩動物公園行き

 今もあるかどうかわからないが、私が大学生のとき、平日朝の京王線には新宿発多摩動物公園行きの通勤快速があった。

 通勤快速、と言っても、私のように終点多摩動物公園駅が最寄りの大学へ通う学生が乗客のほとんどであった。一限(正しくは第一時限と言えば良いのだろうか)の講義に出席する日に通うにはちょうど良い時間だったからである。それで私もよく利用したものであった。

 ただ、この動物園線直通の通勤快速は二本あって、一本目に乗ると一限に出席するには少し早く着き過ぎた。そして二本目に乗ると一限ぎりぎりの時間にキャンパスへ着くこととなった。

 それで、二本目に乗る場合は終点の多摩動物公園駅で改札に一番近い最後尾(動物園線に入ると進行方向が変わるから先頭車両)に乗らなければならなかった。その車両は同じように一限へ急ぐために乗っている学生でとても混み合っていた。そして多摩動物公園駅に着いたら早足でキャンパスまで向かわねばならなかった。最寄り駅、と言ってもキャンパスまでは山道を行かねばならず、急ぐのはなかなか難儀であった。

 それに対して早い方の直通電車で行けば、比較的空いている前方の車両(動物園線内では最後尾)に乗って、調布あたりから座ることもできた。そして、多摩動物公園駅に着いてからもゆっくりと電車を降り、キャンパスまでのんびりと歩いて行けば良かった。それでも講義の開始まで少し時間があったから、早めに教室に入ってテキストなんか広げちゃって、しおらしく予習をすることだってできた。

 でも、一本目の直通電車に乗ったのは大学四年間のうちでも数えるほどだったと思う。たいていは二本目の直通電車に乗り、多摩動物公園駅から慌ててキャンパスに向かっていた。だから直通電車と言えばその慌ただしさが一番の思い出である。

 そんな多摩動物公園行き直通電車は、いつも6000系であった。

 それで、京王れーるランドのこの展示車両が「多摩動物公園」の行先表示を掲げていたのは何とも懐かしく、嬉しく感じられた。
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京王
6000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-26 23:10 | 京王 | Comments(0)

通学の足

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 京王れーるランドに居並ぶこの5000系・3000系・6000系は、いずれも私が大学通学のときによく利用していた車両である。

 私の通学経路は、東急東横線で渋谷へ出て、渋谷から京王井の頭線で明大前、明大前で京王線に乗り換え高幡不動へ、そこで動物園線に乗り換えこの京王れーるランドのある多摩動物公園に至るというものであった。

 井の頭線はまだ3000系ばかりで、ようやく1000系が投入されようかという時期であった。今もそうだが、この路線では何色の車両に乗れるかという楽しみがあった。

 京王線にはすでに8000系が登場していたが、まだまだ6000系も活躍していた。特に京王線から動物園線への直通電車はほとんどが6000系だったので、乗る機会が多かった。

 そして動物園線では、いつも5000系が高幡不動と多摩動物公園の間をのんびり行ったり来たりしていた。その5000系に揺られていたのも、大学時代の大切な思い出のひとつである。

 そういう三者が、私の大学の最寄り駅近くに今こうやって保存展示されている。まさに大学時代を振り返るのにぴったりの場所で私は、懐かしさにじっくりと浸っていた。


京王
5000系・3000系・6000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-25 23:05 | 京王 | Comments(0)

久しぶりの通学路

 2014年10月に「その先の京王線へ」と出かけまず向かったのは、京王動物園線の多摩動物公園駅であった。
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 実はこの駅は、私が通っていた大学の最寄り駅であった。この駅からひと山越えた向こうにある白い建物ばかりのキャンパスが私の出身大学である。

 その大学を懐かしんでここへ来たわけではないのだが、期せずしてこの多摩動物公園駅までの道のりは、大学時代の通学経路を忠実になぞることとなった。十数年ぶりのことである。

 そのくらいの年月が経ったから、途中の風景もだいぶ変わってしまっていた。

 中でもその変化に驚いたのは、多摩都市モノレールが通じていたことであった。動物園線に沿ってモノレールが敷かれているというのは、私の目には何とも奇妙な光景に映った。
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 それと、動物園線を走る京王の電車も変わっていた。

 乗車したのは、動物園線仕様になっていた7000系電車であった。
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 私が通学に使っていた頃には、7000系は動物園線をほとんど走っていなかったように思う。主力だったのは、今はなき5000系電車だった。それで、動物園線を走る7000系電車にもだいぶ違和感があった。

 さて、こうして多摩動物公園へやって来たのは、駅に隣接する「京王れーるランド」を訪れるためであった。京王電鉄の博物館みたいなものである。ちょうど7000系のヘッドマークにもあるようにリニューアルオープン一周年を迎えたところであったが、再開以来ずっと来たいと思っていたところであった。
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 こうして京王電鉄歴代の車両も保存されており、懐かしい思い出の数々に浸ることもできた。

 そんな思い出のいくつかを、次の記事から掲載していきたい。


写真は多摩動物公園駅・京王れーるランドにて
2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-24 23:25 | 京王 | Comments(0)

その先の京王線へ

 2014年10月と言えば、以前に特集した「京王線高架予定区間を歩く」という街歩きの案内をした時期であった。

 その街歩きのコースは、京王線の代田橋駅から千歳烏山駅の沿線を歩くというものであった。それで、街歩きの日まではその区間の沿線を熱心に歩き回り下調べをしていた。

 それはそれで楽しかったけれども、そうやって歩き回っている間に、もっと先の京王線の風景も眺めたくなった。正直に言うと、限られた区間ばかり行ったり来たりしていることに多少飽きてきていたのだと思う。

 だが、街歩きの日までは準備に追われ、とても他の区間の風景を眺めている余裕などなかった。

 それ故に、千歳烏山駅より先の沿線へ行ってみたいという想いは次第に強まっていったと言える。そしてそんな想いはいつしか私の中で「その先の京王線へ」というキャッチコピーになっていた。

 結局「その先の京王線へ」と出かけられたのは、街歩きの会が終わった一週間後のことであった。ようやく案内役の務めから解放されホッとした気持ちとともに出かけたものであった。

 そんな旅で、思うままに眺めた風景をこれから続けて載せていきたい。
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by railwaylife | 2015-11-23 22:40 | 京王 | Comments(0)

夏雲と単機

 9月になってはいたが、午後の空に入道雲がもくもくと発達していた。
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 そんな雲を、何とかうまく鉄道風景に絡められないかと腐心していた。
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 写真左奥の雲は、それまで左手方向から右手へ向かってずっと流れて来ていた。だからこの機関車の通過時刻にうまいこと背後に入って来るんじゃないかと期待していたのだが、直前になってだいぶ失速した。しかも形が崩れてきてしまった。

 空模様は、なかなか思うように変わってくれないものだ。

 でも、そんな空の様子に一喜一憂しながら風景を眺めるのもまた、面白いことであった。


高島線東高島駅~桜木町駅にて
2015.9.4


 さて、これまで一ヵ月、2015年夏の風景を載せ続けてきたが、ようやく載せ切ることができた。

 明日以降はどんな話題の記事を載せていこうかと思案中である。


by railwaylife | 2015-11-21 22:40 | 貨物列車 | Comments(0)

ハマのロクヨン

 EF64形といえば、その力強さから勾配の多い山間区間で走る姿がさまになるが、こうして横浜の街中を走るような運用もある。
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 こうやってどんな運用もこなす姿がまたこの機関車らしいのかなと思う。

 さて、こうして横浜の街をEF64形が往く風景に何というタイトルを付けようかといろいろ悩んだ末、思い付いたのが「ハマのロクヨン」であった。

 何だか地元のスポーツチームの選手に付けられた愛称みたいで、我ながらけっこう気に入っている。


高島線東高島駅~桜木町駅にて
2015.9.4
by railwaylife | 2015-11-19 23:50 | 貨物列車 | Comments(0)

タキの列

 高島線を往くタンク車の列は、意外と長かった。
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 丸っこい緑色のタンクがいくつも連なり、地を這うように走り去って行った。

 そのさまを、こういう都市風景の中で見送っていると、鉄道がこの街の流通の一部をしっかりと担っていることが改めて実感できた。


高島線東高島駅~桜木町駅にて
2015.9.4
by railwaylife | 2015-11-18 23:45 | 貨物列車 | Comments(0)