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E257遠景

 E257系の側面にはなぜカラフルな模様があるのだろうか。

 それは、遠くからE257系を眺めるとき見つけやすいからではないか。

 この風景を見ていたとき、そんなふうに感じた。
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 でも、こうやってE257系を遠目に見るなら、こんなゴミゴミした街中より、山線の青々とした緑の中で見たいものだ。

 そう思ったとき、緑の中を往くE257系の姿がふと脳裏に浮かんだ。


JR東日本
E257系電車 中央本線大久保駅~東中野駅にて 2015.2.21
by railwaylife | 2015-02-24 23:20 | 中央本線 | Comments(0)

富士は見えたか2015

 新宿の街の目と鼻の先にあるこの場所から富士山がよく見えると知ったのはつい最近のことであった。
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 それで矢も盾もたまらず昨日見に行ってみたが、残念ながらこの通り、西の空は薄い雲に覆われ富士の山容はまったく見えなかった。

 仕方のないことではある。だいたい、立春を過ぎたくらいから空が濁って来ていて、最近は寒中のようにくっきりと富士山が見られる日は少なくなっている。だからこんな空だということもある程度は覚悟していたし、こうして京王線の電車が眺められるだけで楽しいものであった。

 それに昨日は、新宿の街中でいくつもの富士山を見ることができた。いつも参加している街歩きの会でのことである。


 今回の街歩きのテーマは「新宿近辺の富士塚を歩く」というものであった。

 富士塚は、江戸時代に流行した富士講の象徴である。新宿には富士塚がいくつも残っているが、それはこの町が甲州街道の宿場町として栄え、講のなり手である町人が多く住んでいたからなのだろう。

 そんな富士塚を、総勢二十余名の参加者の皆さんとともにめぐった。


成子の富士塚(成子天神社)
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 大正時代に作られた新しい富士塚であるが、高さがあり実際に登山することもできた。


西大久保富士(鬼王稲荷神社)
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 移設する際に三分割されてしまった。写真に写っているのは五合目から上の部分である。でも、そうまでしてでも富士塚が残されて良かったと思った。


東大久保富士(西向天神社)
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 西向天神社の名は本殿が西を向いていたからだと言われる。境内の西側はすぐ谷になっており開けているが、残念ながら今は高い建物が建ち並び眺望は塞がれている。だから、どんなに空が澄んでいたとしても、この場所から本物の富士山を眺めることはできない。


新宿富士(花園神社)
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 境内の隅にある芸能浅間神社という小さな社にある。花園神社には何度も参詣したことがあったが、ここに富士塚があることは知らなかった。


 建て込んだ現代の新宿から富士山を拝むには、高い建物の展望台上るしかない。でも、こうして街中にもたくさんの富士山があった。富士山への想いがあった。

 大切なのは、どれだけ富士山が見えるか、ではない。どれだけ富士山を想うか、ではないだろうか。

 新宿の富士塚めぐりをして、そんなふうに感じた。


1枚目 京王7000系電車 京王線新宿駅~笹塚駅にて 2015.2.21
by railwaylife | 2015-02-22 23:00 | 京王 | Comments(0)

8500系の空

 東急電鉄では今後、主要3路線(東横線・田園都市線・大井町線)各駅へのホームドア設置を急ぐという。それに伴い田園都市線では、5000系に連結されている6ドア車を4ドア車へ置き換えていくことになるそうだ。同じ路線で編成によってドアの位置や数が異なると、ホームドアが設置できないからである。

 せっかく追加投入までして増やした6ドア車なのに、短期間で役割を終えてしまうのは実にもったいない気がする。でもこれは、時代の流れと言うより他にない。

 ところで、6ドア車の置き換えはどのように行うのだろうか。6ドア車追加投入時に余剰となった4ドア車は現在、東横線5050系の中間車として使用されているが、それを呼び戻すのだろうか。それとも新車が製造されるのだろうか。新製されるとすると、今流行のサスティナになるのだろうか。

 いろいろ興味は尽きないが、ホームドア設置に伴う6ドア車の置き換えが発生することにより、田園都市線を走るこの8500系はまた寿命が伸びたのではないかと思う。
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東急
8500系電車 東急田園都市線二子玉川駅~二子新地駅にて 2015.2.7
by railwaylife | 2015-02-22 19:00 | 東急8000系 | Comments(0)

9000系のあった風景

 以前、新幹線の300系という車両がけっこう気に入っていて、その車両のある風景を熱心に眺め撮影してはこのブログに掲載していた。それが引退するとなったとき、まだ掲載し切れていなかった風景を慌てて記事にして載せたことがあった。300系が現役であるうちにすべてを載せ切らなければ、という焦りがあったからだ。今からちょうど三年前のことである。

 今にして思えば、実にもったいないことであった。もっと一つ一つの記事をじっくりと楽しみながら掲載すれば良かったと思う。引退までにその車両の話題を載せ切らなければならないという理由は何もなかった。

 それから一年後、新幹線300系と同じように、いやそれ以上に強い思い入れを持って追いかけてきた東急9000系が東横線からの引退を迎えた。

 その東横線9000系の記事は、引退が近くなってからけっこう熱心に掲載していたが、引退までに全部を載せ切ろうという気はもとよりなかった。それは、前年の300系の例を踏まえてのことであったし、また引退までの間に載せ切れないくらい、9000系の姿は多く記録していたからでもあった。

 それで9000系が東横線を去ってからも、このブログには東横線9000系の風景を載せ続けていこうと考えていた。

 だが、それを載せる機会もないまま、9000系が東横線を引退してからはや丸二年を迎えようとしている。

 ブログにはどうしても新しい話題を載せていこうと思ってしまう。そうすると、古い話題は載せる機会がなかなかない。それで、掲載せずにあった東横線9000系の風景は二年近く放りっぱなしであった。

 それもまたもったいない。

 今改めてそう感じているので、これから折にふれて東横線に9000系のあった風景を掲載していきたいと考えている。

 自分が思い入れを強く持ってきた車両の、大切な記録を残すためである。
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東急
9000系電車(9001F) 東急東横線自由が丘駅~田園調布駅にて 2013.1.26
by railwaylife | 2015-02-19 23:35 | 東急9000系 | Comments(0)

風景の中の青色

 今年の年明けすぐ、東山魁夷、川瀬巴水といった、風景画を描く著名な画家の展覧会を立て続けに見に行った。

 それらの展覧会を見に行って思ったのは、風景のほとんどは青色でできているんだな、ということである。

 もちろんこれは誇張した言い方ではある。でも、そう思わせるくらい、風景画の中で青色が目に付いた。

 たまたま東山魁夷や川瀬巴水が青色を好んで使い、またその色に神経を注いでいたということもあると思うのだが、風景の中に青色は多いと思う。海の色も青い。空の色も青い。夕暮れ時には青色がある。夜の闇にも青色はある。月明かりが照らせばなおさらである。そして、木々の中にも青色はある。

 そんなことを考えていると、風景を表現するというのは、いかに青色を表現するかではないか、という気さえしてきた。

 私は絵を描いたりはしないけど、風景を表現する者の端くれとして、もっと青色に向き合ってみたいと思っている。

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by railwaylife | 2015-02-17 23:35 | 東武 | Comments(0)

万年堂カーブ

 近所に有名撮影地と呼ばれるところがある。

 自由が丘駅を出た東急東横線の上り電車がカーブを描きながら勾配を上って来るポイントである。その手前の踏切脇から勾配にかかる電車を撮影すると、うまい具合に編成全体を写真に収めることができる。

 その撮影ポイントを俗に「万年堂カーブ」というらしい。

 なぜそういう名が付いたかと言えば、撮影する電車の背後にこうしてうまいこと亀屋万年堂自由が丘総本店の看板が入るからである。
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 だから、ここで東横線の撮影をし、その写真をブログなどにアップすれば、自然とネット上で亀屋万年堂の宣伝をすることにもなった。



 しかし、今この場所で撮影をしてその写真をネット上に掲載しても、亀屋万年堂の宣伝をすることはできない。

 と言うのも、看板のあった自由が丘総本店が建て替えられているからである。それで、写真に写っている看板もなくなってしまった。

 ちなみに、新しい建物はもうだいぶ出来上がりつつあり、工事中の建物の前にあるフェンスには「2015年春オープン」という張り紙がしてある。何でも新しいお店には和カフェが併設されるということである。自由が丘の新しい人気スポットになるのではないだろうか。

 ただ、その新店舗の建物に以前のような看板が掲げられるのかどうかはわからない。だから、新店舗完成後に件の有名撮影地で東横線を撮影してその写真をアップしても、亀屋万年堂の宣伝ができるかどうかもわからない。


東京メトロ
03系電車 東急東横線都立大学駅~自由が丘駅にて 2007.2.16
by railwaylife | 2015-02-16 08:00 | 東京メトロ | Comments(0)

さよなら7600系

 東急池上線・多摩川線で活躍してきた7600系が引退した。

 今月中に引退と発表されていたが、最後まで残っていた1編成がつい先日運用を離脱したようである。

 今までずっと見続けて、このブログにも何度も載せてきた車両だけに、引退を機に締めの記事を掲載したいとは思っていたし、最後に見納めをしておきたいという気がないわけでもなかった。でも、最後の1編成が昨年末に種車である7200系登場当時の姿に戻されて以来、どうも見に行く気がしなくなっていた。

 7200系がオリジナルの姿で走っていた頃のことを知っている人はとても懐かしく感じたことだろう。私もかろうじてその時代を知る一人である。またこれまでの活躍をねぎらい登場当時の姿に戻そうという東急電鉄の人たちの気持ちもよくわかる。だが、こうした引退間際の復刻スタイルはどうも好きになれない。それで結局、登場当時の姿に戻されてから7600系を見に行くことはなかった。でも、復刻前の姿を見納めとしたことで良かったと思っている。

 そんな7600系は、同じ池上線・多摩川線で活躍する7700系に比べると当初から編成数が少なかった。だから、目にする機会も少なかったし、7700系の種車だった7000系より7200系の方が昔から好きだった私は、7600系に遭遇するととても嬉しく感じられたものであった。

 でもこれからは、池上線や多摩川線に乗りに行ったり見に行ったりしても、7600系が来ないかな、なんて気にすることもできない。それがちょっと寂しい。

 ただ、この7600系の種車である7200系は何両かが地方私鉄に譲渡され、今も活躍しているものがある。

 できればいつかそういう路線に行って、7200系や7600系のありし日を静かに偲んでみたいなと思っている。

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by railwaylife | 2015-02-15 10:30 | 東急7600・7700系 | Comments(0)

特集おしまい

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 これまで約一ヵ月かけ、京王線高架予定区間の風景を特集として連載してきた。

 正確に言うと高架予定区間は笹塚-仙川間なのであるが、私が街歩き案内の準備のために沿線歩きをしたのは代田橋-千歳烏山間であった。その区間の風景の掲載が昨日までに終わったので、この特集はこれでおしまいである。

 今後、高架化工事がいつからどのように始まるのかはわからない。だからこの特集に掲載した風景がいつまでそのままなのかもわからない。でも、高架化工事前の風景として、私にとっては大切な記録になった。

 そしてこれからも、機会があればこの沿線を訪れ、その変化を見守っていきたいと考えている。

 さてこれで、年末の世田谷線の特集と合わせて、二つの特集を載せ切った。

 特集を掲載しているときは、あらかじめ記事を載せる順番を決めているので、次にどんな記事を載せようかという悩みがなく気楽ではある。ただ、その悩みが楽しめないという物足りなさもある。

 でも特集は終わったから、これからはしばらく、次に何を載せようかと悩むことができる。

 その悩みを楽しみつつ、また思うまま記事を掲載していきたいと思っている。

by railwaylife | 2015-02-11 20:35 | 京王 | Comments(0)

烏山へ上る

 芦花公園駅から千歳烏山駅へと向かう電車を眺めていると、わずかながら勾配を上っていることが見てとれた。
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 芦花公園駅付近では烏山川の流れをいくつか越えているだけに、いくらか土地が低くなっているのだろう。それで、千歳烏山へ向かって上って行くことになる。

 ところで、千歳烏山という駅名は、かつて駅の所在地が北多摩郡千歳村大字烏山だったことによる。

 その烏山という地名は、本物の山を指すわけではないようである。世田谷では田畑などの耕作地や自然の地盤のことを「山」というそうだ。

 また、烏山の「烏」の由来にも諸説あるようだが、一説には地質に関係があるとされる。世田谷の表土は多摩川に沿った沖積低地を除き、その大部分は植物が堆積して変化した「黒土」と呼ばれるものだそうだ。烏山はこの表土の黒色を形容して「烏」を当てたという説がある。


京王
9000系電車 京王線芦花公園駅~千歳烏山駅にて 2014.10.11
by railwaylife | 2015-02-10 23:10 | 京王 | Comments(0)

秋空9000系

 ある車両に思い入れを持つようになるためには、その車両をさまざまな風景の中で見送ることが必要だと思う。

 この京王9000系に思い入れを強くするためにも、この車両をさまざまな風景の中で見送り、この車両のさまざまな表情を目にすることが必要だ。
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 そのために、秋らしい青色の空の下、走り去ってゆく9000系をじっとじっと見送った。


京王
9000系電車 京王線芦花公園駅~千歳烏山駅にて 2014.10.11
by railwaylife | 2015-02-09 23:10 | 京王 | Comments(0)