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南武線2014夏

 横浜線での205系からE233系への置き換えの様子を見ればわかるとおり、JR東日本の車両の置き換えペースはかなり早い。特に日常あまり利用しない路線だと、たまに乗ったときに「もうこんなに新型が増えたのか」と目を見張るほどである。

 それを考えると、今月から始まった南武線の205系とE233系の置き換えもあっという間の出来事になるのであろう。

 だから、こうやって真夏の空の下で南武線の205系を見送ることはもうないのだろう。
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JR東日本205系電車 南武線津田山駅~久地駅にて 2014.8.21
by railwaylife | 2014-10-31 23:30 | 205系 | Comments(0)

夏の久地の思い出

 神奈川県川崎市の北部は梨の産地として有名である。最近は宅地化が進み梨園も減っているのかもしれないが、南武線沿線の駅前では夏の終わりになると近隣で収穫された梨の直売所が出たりする。

 そして、今はどうだかわからないが、私が幼い頃にはいくつかの梨園で観光の梨もぎも行われていた。

 そんな梨もぎに、私たち家族と、近所の友達家族とで連れ立って出かけた覚えがある。まだ小学校にも上がる前のことで、私自身の記憶の中でもかなり古いものである。

 そのとき梨園へ行くために降り立ったのが南武線久地駅であった。そのことは、はっきりと覚えている。

 ただ、久地駅で下車した後どのあたりの梨園に行き、どのくらい梨をもいだか、またその梨が甘かったかどうか、なんていうことはさっぱり覚えていない。

 よく覚えているのは、久地駅で「まだ2時なのに9時(久地)だ」などと言って友達と騒いでいたことである。今にして思えば、おやじギャグに関してはずいぶん早熟だったんだなと我ながら感心するが、駅での記憶は他にもある。

 それは、駅貼りのポスターに関する記憶である。当時の国鉄のポスターが貼ってあり、こんなうたい文句があった。

 「どこ行くの、今年の夏休み」

 その文句の周りには、当時全国の国鉄を走っていた特急・急行車両の顔写真がずらりと並んでいたと思う。中でも私の目に付いたのは、EF65形PFの寝台特急「はやぶさ」だっただろうか。

 この国鉄の宣伝は当時テレビCMにもなっており「どこ行くの、今年の夏休み」というキャッチコピーに節が付いていたと思う。そのメロディーを、ポスターを見ながら友達と口ずさんでいた気がする。

 こんなふうにして、梨もぎとは何ら関係のない記憶が残っているのだが、いずれにしても久地駅は懐かしい思い出の残る駅である。





 そんな久地駅を、この夏訪れてみた。

 最近でも南武線には何度も乗っているから久地駅を通ったことはあるのだが、駅に降り立つのはそれこそ梨もぎに行ったとき以来三十何年ぶりということになったと思う。

 ホームには、懐かしい国鉄式の駅名標が残っていた。
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 私が梨もぎのために降り立ったときにもあった駅名標だろうか。

 ところで、私が下車したのは立川方面行き電車が停車する2番線ホームであったが、駅の出入口は線路を挟んで反対側の川崎方面行き電車が停車する1番線ホームの端にある。

 ただ、私のおぼろげな記憶では、梨もぎのためにこの駅へ降り立ったときには立川方面行き電車の停まる2番線ホームの端にも出入口があった気がする。そこを出て梨園に向かったように憶えているが、もしかしたら記憶違いかもしれない。

 そして、駅を出てからどっちの方へ向かったのかはまったく憶えていない。それで、せっかく思い出をたどるために久地駅に降り立ったものの、あとは当て所なく駅の周りを歩くしかなかった。

 線路沿いを歩きながら、やって来た205系電車を見送った。
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 梨もぎに来たときに乗ったのはきっと、黄色い101系電車だっただろう。それから南武線には103系が投入され205系が投入され、今やE233系が投入されようとしている。

 その時代の流れを、改めて噛み締めることとなった。


JR東日本205系電車 南武線津田山駅~久地駅にて 2014.8.21
by railwaylife | 2014-10-31 22:50 | JR東日本 | Comments(0)

展望デッキ

 東急武蔵小杉駅の真上にできた武蔵小杉スクエアには、電車の見える展望デッキがある。前から気になっていて、一度行ってみたいなと思っていたが、この夏武蔵小杉駅で乗り換えをしたときちょっと立ち寄ってみた。

 武蔵小杉スクエアの4階に位置するその展望デッキからは、東横線と目黒線の元住吉駅方がよく見渡せた。外側の東横線が高架のまま、内側の目黒線が一旦地上へ下って行くという配線である。

 その複々線区間をまさに真上から見下ろす形になるのでなかなか面白かったが、架線などがあって電車の顔をすっきりと捉えるのは難しいことであった。
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 でも、こういうごちゃごちゃした眺めが複々線区間らしくていいなと思った。

 ちょうど東横線の武蔵小杉止まりの電車が渡り線を伝って目黒線の線路へと進入するさまも見られた。
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東急
5050系電車 東急東横線武蔵小杉駅~元住吉駅にて 2014.8.21
by railwaylife | 2014-10-30 23:00 | 東急5000系列 | Comments(0)

ついでの6000系

 最近の私は、地元の東急東横線では東武の乗り入れ車両を眺めることにご執心である。

 東武9000系という車両に何となく親しみを感じていることもあるし、東武からは9000系と50000系という二種類の形式が乗り入れて来るので「どっちが来るだろう」という楽しみもある。

 それに比べ、西武からの乗り入れ車両にはあまり執着しなくなってきている。

 西武からも6000系の0番台と50番台という二種類が乗り入れては来るが、形式としては6000系の一種類である。だから、東武の電車ほど「どっちが来るだろう」という楽しみは湧いて来ない。

 それで、東武の電車を見に行こうと思うことはあっても、西武の電車を見に行こうという気はしなくなってきている。

 そんなわけで、西武6000系は何かを見るついでにしか眺めなくなっている。

 でも、せっかくの乗り入れ車両なのだから、もっと積極的に楽しめばいいんじゃないかなと思っている。

 もっともっと、この車両をさまざまな風景の中で楽しんだらいい。
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西武
6000系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2014.8.21
by railwaylife | 2014-10-30 22:45 | 西武 | Comments(0)

夏9000

 平日の朝、出勤途中の東横線で東武9000系電車の姿を目にすると恨めしい気分になる。せっかくこの車両が東横線へ乗り入れて来ているのに、その姿をゆっくりと眺めることができないからである。

 そんなわけで、平日の休みだった八月のある日、朝一番にしたのは、東横線内で東武9000系電車が往く風景をゆっくりと眺めることであった。
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 この日は少なくとも3編成の9000系が東横線にやって来ていて、じっくりとその姿を目にすることができた。


東武
9000系電車(9103F) 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2014.8.21
by railwaylife | 2014-10-29 22:20 | 東武 | Comments(2)

渋谷2014夏

 未来の渋谷の街が、どんなに魅力的で、どんなに華やかで、どんなに便利になろうとも、いまの渋谷を利用する私が不便を強いられていることに変わりはない。

 そんな私がいまこの街でできるのは、こうしてその変化をこまめに記録することくらいである。
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東京メトロ
1000系電車 東京メトロ銀座線渋谷駅~表参道駅にて 2014.8.16
by railwaylife | 2014-10-28 22:35 | 東京メトロ | Comments(0)

曇天251

 せっかくお盆休みの始まったところなのに、伊豆へと旅立つ251系特急「スーパービュー踊り子」号の上に広がる空は、何ともどんよりしたものであった。
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 これでは、やがて車窓に見えてくる相模の海も暗い灰色に沈んでいるのだろうなとふと思った。

 でも、そんな灰色の海でさえ車窓に眺めてみたくなった。

 このところ、久しく東海道本線を下っていないからである。


JR東日本251系電車
特急「スーパービュー踊り子」
3号 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2014.8.9
by railwaylife | 2014-10-27 23:50 | 251系 | Comments(0)

夏の夕暮れ7600系

 あと一編成しか走っていない、なんていう車両を追うのはつらいことだ。

 そう思いつつも、ついつい気になって、もはや残り一編成となったこの車両の運用を調べわざわざ見に行ってしまった。
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 ただ、どこでどう見送ろうかと考える暇があまりなかったので、結局この池上線沿線で一番良く行く場所で見送ることになった。

 でも、切り通しになっている線路を見下ろせるここは空も広く見えるので、気に入っている場所である。

 その場所で暮れかけてきた夏の空の下、この車両を見送ることができ、良い夏の思い出にはなったと思う。


東急
7600系電車(7601F) 東急池上線洗足池駅~石川台駅にて 2014.8.8
by railwaylife | 2014-10-26 23:50 | 東急7600・7700系 | Comments(0)

フヨウと横浜線

 わずかな数しかない車両や列車を風景の中で捉えようとするときは、どうしても守りに入ってしまう。もし巧く捉えられなかったら、やり直しがなかなかできないからである。

 でも、数多く走っている車両や列車だと思い切って捉えることができる。仮に巧く捉えられなかったとしても、すぐにやり直しが利くからである。

 この夏横浜線へ行ったときも、残り一編成になっていた205系を捉えるときにはだいぶ守りに入っていた気がする。

 でも、すでに何編成も走っていたE233系を捉えるときには、こんなふうに大胆に撮ることができた。
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 もちろん、こういう風景を捉える方が楽しいと思う。


JR東日本E233系電車 横浜線中山駅~十日市場駅にて 2014.8.8
by railwaylife | 2014-10-25 23:20 | E233系 | Comments(0)

ふつうのY

 夏になって、横浜高速鉄道Y500系には2編成にラッピングが施されるようになった。

 ひとつは前からあった「横浜
DeNAベイスターズ」ラッピング編成である。

 そしてもうひとつは、新たにラッピングされた「横浜トリエンナーレ」ラッピング編成である。

 それらの編成には側面へのラッピングのほかに、前面にはヘッドマークも掲げられ注目の的となっていたのだが、もともと塗装の派手なY500系にさらにラッピングが貼られると、余計にごちゃごちゃしてしまうように感じられた。

 そんなこともあって私は、そういう華やかなラッピング車両が走っているときでも、ラッピングのされていないY500系を追いかけていた。
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 やっぱり、こういう「ふつうのY」がいいな、と思いながらこの編成を見送っていた。



 ところで、Y500系にラッピングされた「横浜トリエンナーレ」というのは、横浜市内各所で開催されている展覧会のようなものである。

 その展覧会のタイトルには「世界の中心には忘却の海がある」とある。

 このキャッチコピーが意味するところは、どこかに記憶されながらも忘れ去られてしまった大切なものに目を向け、その大切さについて改めて考えるきっかけを提示しよういうものだそうだ。

 これを私なりに解釈すると、忘れ去られてしまう大切なものとは、日常あたりまえにあるものではないかと思う。

 あたりまえにある風景は毎日のように見ているから、心のどこかには記憶されつつも、ついついそのありがたさを忘れてしまいがちである。そして、ラッピング編成などという珍しいものについつい目が行ってしまう。

 そうではなくて、日常あたりまえに走っているふつうの編成に目を向け、その編成が往く風景を大切にしたい。

 そんな想いで私は、これからも日常の風景をこのブログに積み重ねていきたいと考えている。


横浜高速鉄道
Y500系電車 東急東横線菊名駅~妙蓮寺駅にて 2014.8.8
by railwaylife | 2014-10-25 23:05 | Y500系 | Comments(0)