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離合の風景

 見慣れた場所でも、雪が積み残っていれば風景は変わる。そして、その風景の捉え方も変わる。

 普段は線路の道床(どうしょう)を広く入れることもないが、白くなっていればついカメラを引いて入れようとする。

 そうすれば、こんな離合の場面も捉えられたりする。
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 雪がなかったら、絶対に道床をあまり入れず、電車だけに寄って撮ってしまうだろう。

 そんな普段の私の道床もない写真は、どうしようもない写真なのかもしれない、なんてふと思った。


東急
5000系・5050系電車(5119F5166F)
東急東横線都立大学駅~自由が丘駅にて 2013.1.17

by railwaylife | 2013-01-25 23:10 | 東急5000系列 | Comments(0)

夕暮れ115系

 夕暮れ時やたそがれ時に列車を見送ることが多い私は、その風景を記事として掲載するとき、いつも「夕暮れ」とか「たそがれ」といった言葉を車両形式や列車名に付けてタイトルにしている。

 だがそれは、その車両や列車がすでに盛りを過ぎ引退を間近にしているような印象にもなってしまってあまり良くないんじゃないか、なんて思ったりもする。たとえ本当に引退が迫っていたとしてもである。

 それでもやっぱり、この風景にも「夕暮れ115系」と名付けたくなった。
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信越本線
115系電車 信越本線群馬八幡駅~安中駅にて 2013.1.5
by railwaylife | 2013-01-24 22:40 | JR東日本 | Comments(0)

大寒の頃

 二十四節気は、春夏秋冬に六つずつが属して成り立っている。

 それを季節ごとに分けて見てみると、冬に属する六つはなんと味気ないものかと思う。

 立冬に始まり、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒と続く。

 季節の始まりを表す立冬と、季節が極まったことを表す冬至を除けば、あとは雪と寒さの程度を表しただけである。おおゆきこゆき、おおさむこさむ、なんて、童謡じゃないんだからと突っ込みを入れたくなる。

 他の季節を見てみると、春の清明とか、秋の白露なんてすごくいいなあと思う。直接的な表現ではないけれど、季節感がよく出ている。心に響いてくる感じだ。でも、冬の節気にはそういう表現がまるでない。

 もっとも、冬は風景にあまり変化のない季節ではある。

 とは言え、この季節の間にも少しずつ変わっていくものもあるだろう。大気の感じ、風の感じ、空の感じなどである。もちろん、冬に咲く花だってある。

 そんな変化を見つけ、大切に想いながら、この寒い季節も大事に過ごしてゆきたい。

 大寒の日、六日前の雪がまだ残る中、夕刻の寒風に吹かれながら、そう思っていた。
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 この日、家の近くで初めて蝋梅の香を鼻にした。


東急
5050系電車(5160F) 東急東横線学芸大学駅~都立大学駅にて 2013.1.20
by railwaylife | 2013-01-23 22:30 | 東急5000系列 | Comments(0)

渋谷ゆき

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 人生の中でどの行先の列車に一番多く乗ってきたかと考えると、私の場合は間違いなく渋谷行きであると思う。地元の駅から東急東横線に乗るとき、都心へ向かう渋谷方面の電車に乗ることが圧倒的に多いからである。

 もちろん、出かけた回数と同じだけ地元の駅へ帰ってくる電車に乗ってきたわけだが、そのときの電車の行先はわりとバラエティに富んでいた。桜木町行きだったり、元住吉行きだったり、日吉行きだったり、菊名行きだったり、元町・中華街行きだったりした。渋谷方面にも北千住行き、南千住行きというのがあるが、それらに乗ることはごく稀であった。だから、渋谷行きに乗った回数が絶対的に多いと思う。

 その渋谷行きが、なくなってしまうのではないか。

 東横線が地下鉄副都心線と直通運転をするようになると聞いたとき、不安になったものであった。すべての電車が副都心線へ直通するようになってしまうかもしれないと思ったからである。そうなると、今まで最も身近にあった行先の電車がなくなる。これはやはり寂しいことに思えた。

 いや、人生で一番多く乗った行先がなくなるとかそういうことはどうでも良く、もっと実利的な面で渋谷行きがなくなると困ることがあった。

 副都心線への直通運転が始まったとしても、おそらく渋谷駅で東横線からJR線や他の地下鉄、京王井の頭線に乗り換える機会は多いだろう。その帰途、渋谷駅から東横線に乗ることになる。

 そうなったとき、今までならどの電車も渋谷始発であったから、何本か待てば確実に座ることができた。もっとも、私の家の最寄り駅まではさほど所要時間があるわけではないから、別にわざわざ座る必要もないかもしれない。しかし、帰途というのは疲れていて座りたいときもあるし、そうでなくてもせっかくだからゆっくり座って帰りたいと思う日もあるものである。

 だが、直通運転開始後はそういうこともできなくなるのではないか。そんな心配をしていたが、今日発表された副都心線直通運転開始後のダイヤ概要によれば、幸いにして1時間に4本程度の渋谷折り返し電車が設定されるそうである。

 今までよりは乗りにくくはなるが、これで春以降も渋谷から座って帰ることができるようになる。

 そして、私の人生で一番多く乗った行先の記録も更新し続けることができるだろう。

by railwaylife | 2013-01-22 22:35 | 東急9000系 | Comments(0)

雪のグリーン車

 こんな雪の残る日も、グリーン車に乗って旅をしてみたいと思う。
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 街中を抜け郊外に出れば、まだ白い雪原が広く残っているだろう。曇り空の下でも、その雪原は少し眩しいくらいに感じられるだろう。露出補正をプラスにし過ぎて色が白く飛んでしまった写真のように、車窓は白いだろう。

 グリーン車の二階席でぬくぬくしながら、そんな車窓風景を眺めてみたい。

 そう思いながら、このグリーン車をじっと見送っていた。


湘南新宿ライン
E231系電車 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2013.1.16
by railwaylife | 2013-01-21 23:00 | 湘南新宿ライン | Comments(0)

雪解かしの朝日

 雪の残る白い土手を電車がかすめて往く風景、なんていうのが見たくて出かけてみたけれども、その場へ行くとまったく別の風景に夢中になっていた。



 行き交う電車の車体を朝日が鈍く染め上げる風景に、夢中になっていた。
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 その朝日が、早く路面の雪を解かしてほしいと願いながらである。


横浜高速鉄道
Y500系電車 東急東横線都立大学駅~自由が丘駅にて 2013.1.17
by railwaylife | 2013-01-21 22:10 | Y500系 | Comments(0)

新宿雪景

 安藤広重の『名所江戸百景』を眺めてみると、雪の江戸の風景を描いた作品がけっこう多い。それで、江戸ではけっこう雪が降ったんだななんて思ってしまうが、これは『名所江戸百景』が四季を表そうとしていることにもよるのだろう。冬を表すのに、雪景色は欠かせない要素である。だから、実際に雪の日が多かったのかどうかは定かではない。

 でも、江戸を舞台にした時代小説でも雪の日が描かれているものが多いし、雪は江戸の舞台装置として必須のものと言える。



 現代の東京では、一回の冬に雪が一、二度ある程度である。そして、少しでも積雪があるとたちまちに人々の活動は制約される。街に敷き詰められたアスファルトに積もった雪は溶けやすいが凍りやすく、人々の歩みを困難にする。滑らないように細心の注意を払わなければならない。

 そんなふうだから、なかなか雪景色を楽しもうという余裕はない。足元ばかりを気にすることになる。

 でも、その東京で季節の移ろいの中にある鉄道風景をずっと追ってきた私としては、冬の風景の一つとして、雪景色の中の電車も眺めておきたかった。

 そんなわけで、雪掻きされた道だけを辿った先にあった場所で、この風景を楽しんでおいた。
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埼京線
205系電車 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2013.1.15
by railwaylife | 2013-01-20 21:30 | 205系 | Comments(0)

急行菊名行き

 急行菊名行き、なんていう種別と行先の組み合わせが9000系にあったことも憶えておきたい。
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 ところで、3月の地下鉄副都心線との直通運転開始後も、菊名行きという行き先は残るのだろうか。

 菊名駅の横浜方には折り返し用の引き込み線があることだし、是非残ってほしいと思う。

 そうでないと、こんなやりとりも聞けなくなってしまう。


「すみません、次の電車の行き先はどこですか?」

「そんなことは、聞くな!」


東急
9000系電車(9015F) 東急東横線渋谷駅にて 2011.11.4
by railwaylife | 2013-01-20 20:45 | 東急9000系 | Comments(0)

白には白

 最近は、風景の中で色の取り合わせを意識するようになっている。

 たとえば、鉄道風景であれば、どんな色の車両にどんな色の背景が似合うかということである。

 そんなことを、雪の残る朝にも考えてみた。そして、白い雪のある風景にはやはり白い顔の車両が似合うように思った。

 それで、いつも見る白い顔の車両を、白い雪の残る公園で見送ってみた。
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215系電車回3495M 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2013.1.16
by railwaylife | 2013-01-19 23:10 | 215系 | Comments(0)

駅の季節感

 駅の季節感と言えば、どんなものがあるだろうか。

 ホームに桜並木があれば、花の咲き散りや葉の変化によって季節を存分に感じられるだろう。駅員さんの手入れする花壇があれば、そこに咲く花によって季節感を得られるだろう。

 でも、都会の街中にある駅には、残念ながらそういう季節感がなかなかない。

 では、どんなもので季節の移ろいを感じることができるだろうか。

 一つは、駅に差す日の光の変化ではないかと思う。

 東横線渋谷駅に差す冬の朝日も、この時期にしかない風景を作り出す。
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 日の光のおかげで、冷たく引き締まった朝の大気もどこか柔らかに感じられる。


東急
5050系電車(5174F) 東急東横線渋谷駅にて 2013.1.13
by railwaylife | 2013-01-19 23:00 | 東急5000系列 | Comments(0)