カテゴリ:JR九州( 12 )

787の色

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 色の暗い787系は、シックな装いとも言えるが、天気が悪いとずいぶん暗く見えてしまう。

 おまけに短編成だったから、余計に寂しく見えてしまった。


JR九州787系電車 日豊本線宮崎駅~南宮崎駅にて 2016.5.28
by railwaylife | 2018-05-30 23:45 | JR九州 | Comments(0)

雨の大淀川

 かつて南宮崎行きだった寝台特急「富士」も渡っていた大淀川の橋梁を見に行った。
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 橋桁と同じ色をした機関車が、基本編成だけで身軽になった青き車体を牽き軽やかに長い橋梁を渡っていたことだろう。もし晴れていれば、広い川面と同じ色をした客車が青空の下で良く映えていたことだろう。

 そんな青い客車に東京駅から乗り続けてこの橋梁にたどり着いたとしたら、どんな心地だっただろう。

 ところで、宮崎を訪れたのはこれで二度目のことであったが、二回とも天気が悪かった。

 また訪れることができるかどうかわからないが、今度訪れるときは、宮崎の「にちりん」を、いや、宮崎の日輪をしかと目にすることができるようでありたい。


JR九州キハ40形気動車 日豊本線宮崎駅~南宮崎駅にて 2016.5.28
by railwaylife | 2018-05-29 23:55 | JR九州 | Comments(0)

パノラマライナーサザンクロス

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 今から三十年前の国鉄末期、九州に登場した「パノラマライナーサザンクロス」である。

 九州から南十字星が見えるのかどうかは知らないが、南国のイメージのある愛称である。真っ赤な車体も、南国の太陽を想わせる。
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 このような専用のディーゼル機関車のほかに、電気機関車の専用機もあったはずである。ED76形だっただろうか。

 当時はこうした「ジョイフルトレイン」と呼ばれる特別な車両が全国各地に存在し、臨時列車や団体専用列車として頻繁に走り回っていた。九州にも、この「サザンクロス」のほかに、お座敷列車や、気動車の「ジョイフルトレイン」があったように記憶している。

 だが、JRになって三十年が経った今、この「ジョイフルトレイン」と呼ばれるような車両の系譜は全国的に見ても細々としか残っていない。特に、機関車の牽引する客車列車がほとんどなくなってしまったのは寂しい限りである。

 でも、現在の九州には「D&S列車」と銘打った、別の形での特別な列車がさまざまに走っている。

 そんな列車で旅してみるのも良いかなと思いながら、九州の鉄道への憧れを今も抱き続けている。

 今日はちょうど、私が初めて九州を訪れてから三十年経った日である。


「パノラマライナーサザンクロス」 鹿児島本線熊本駅にて
1987.3.27
by railwaylife | 2017-03-27 23:05 | JR九州 | Comments(0)

千早ブルー

 ちはやふる、といえば和歌の枕詞の一つであるが、最近は漫画の題名になり、それが映画にもなったのでよく見聞きするようになった。

 私はその漫画や映画は見たことがなく内容はよく知らないのだが、映画の主題歌になっている「
FLASH」という曲は気に入っていて、よく聴いている。

 ちなみにこの「ちはやふる」は漢字で書くと「千早振る」で、古語では「ちはやぶる」と濁って発音するそうである。それで、主題歌の中にも「ちはやぶる」という歌詞が出てくるのだが、何度も歌を聴いているとそれが「ちはやブルー」と聴こえてくるようになった。

 節回しで「る」を伸ばして歌っているからなのだろうが、その聴き間違いの所為で、いったい「ちはやブルー」とは何なのだろう、と考えるようになった。

 あれこれ考えているうち、一つの場面が思い浮かんできた。
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 これは、鹿児島本線千早-箱崎間に架かる多々良川橋梁を往く特急「ソニック」である。

 特急「ソニック」は、ここに写っている885系のほかに真っ青な車体の883系でも運転されている。そのことから、この特急列車のイメージは青色である。つまり「ちはやブルー」とは「千早ブルー」であり、こうして千早付近を往く青い特急「ソニック」のことなのではないか、という気がしてきた。

 そんな勝手な思い込みをしていたら、またこの多々良川橋梁へ行ってみたくなった。

 そして今度は、真っ青な883系の「千早ブルー」を見てみたいと思っている。


JR九州885系電車 鹿児島本線千早駅~箱崎駅にて 2010.12.23
by railwaylife | 2016-07-12 23:45 | JR九州 | Comments(0)

鉄道神社

 福岡滞在中、JR博多シティの屋上に鎮座する鉄道神社に参拝した。
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 東京の都心でもビルの屋上にお稲荷様が祀られていることはよくある。社とは高いところ、見晴らしのよいところに建てるべきだという観念があるのだろう。

 さて、この鉄道神社には旅の安全を祈念する意味があるのだそうだが、私がまず祈ったのは、九州の鉄道のますますの発展であった。

 それからもう一つ、私自身がもっと九州の鉄道を楽しめますようにということも祈っておいた。

 でも、参拝後に思ったのは、二番目についてはこの鉄道神社に祈ることではなかったかもしれないな、ということである。

 九州の鉄道を楽しむかどうかは、自分次第である。

 九州はいつでも、鉄道を楽しめるようにして待ち構えているからである。
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JR博多シティ屋上庭園 鉄道神社にて
2013.12.8
by railwaylife | 2014-01-31 23:50 | JR九州 | Comments(0)

観光列車の終着

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 湯布院からの観光特急「ゆふいんの森」4号が、すっかり暮れた終着博多駅に到着した。

 列車からは、湯布院での観光を終えた人たちが三々五々降りてきた。その顔はみな、充実感にあふれたものであった。

 そういう観光客の方の表情を見ていると、この列車に乗りたいなあという想いが改めて膨らんできた。

 いつか私も、この列車で博多終着を迎えてみたい。


キハ
71系特急「ゆふいんの森」4号 鹿児島本線博多駅にて 2013.12.7
by railwaylife | 2014-01-30 23:00 | JR九州 | Comments(0)

黒いかもめ

 特急「かもめ」といえば、現在は博多-長崎間の列車であるが、山陽新幹線の開業以前は京都から山陽本線を通り九州各地を結ぶ列車として運行されていた。

 瀬戸内の海沿いを往く列車の愛称としてこの「かもめ」はふさわしいかに思えたが、実際のところ山陽本線は山間を往くことが多く海があまり見えない。それで、この列車は「かもめ」じゃなくて「からす」だ、などと揶揄されたという話を何かで読んだことがある。

 やがて「かもめ」の名は博多-長崎間の特急列車名に転用され、その車窓には有明海の海原がよく見えるようになった。また、JRになってからは真っ白な車体の885系電車が導入され、その容姿から「白いかもめ」の愛称でも親しまれるようになった。かつて揶揄された「からす」のイメージはすっかり払拭された。

 ところが最近はまた、からすをイメージさせるような特急「かもめ」が走っている。

 ダークグレーの787系が「かもめ」にも使用されるようになったからである。
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787系電車特急「かもめ」41号 鹿児島本線博多駅にて 2013.12.7
by railwaylife | 2014-01-30 22:50 | JR九州 | Comments(0)

全国標準顔

 最近は、全国のどこの街に行っても同じ店を目にするようになり、同じ商品が買えたり、同じ味の食事をとることができるようになった。しかしその分、地域性がどんどん薄れているのも確かである。その街に行かなければ買えないもの、味わえないものが減ってきた。全国が画一的になりつつある。



 画一的といえば、かつて国鉄があった頃は、全国どこでも同じ顔、同じ色の車両が走っていたものであった。

 それが最近では、地域ごとに異なる顔、異なる色の車両が走るようになり、画一性はすっかり薄れてしまった。

 だからたまに、どこか遠くの地で画一的だった頃の名残としてよく知った顔を目にすると、何だかホッとするようになった。

 九州・福岡、博多駅でこの顔を見たときもそうであった。
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415系電車 鹿児島本線博多駅にて 2013.12.7
by railwaylife | 2014-01-29 22:10 | JR九州 | Comments(0)

夕暮れヤード

 東京からの飛行機で福岡空港に着陸するときはたいてい、空港の北側にある博多湾からまっすぐに滑走路へ突っ込んで行くことになる。

 ところが昨年末のフライトでは、西側から回り込むような形で空港へ着陸することになった。風向きや他の離着陸便との兼ね合いがあったのだろう。

 そんなわけで、いつもとは違う眺めで福岡空港着陸を迎えることとなった。

 そのとき、飛行機の窓に見えた福岡の街並の中に、鹿児島本線の線路があった。

 どのあたりなのだろうと思って線路をずっと目で追って行くと、ちょっとしたヤードが見えた。それで場所がすぐにわかった。竹下駅である。博多運転区のあるところだ。

 見れば、何編成かの車両が停まっていた。しかも、その車両群が敷地のすぐ外からよく眺められそうであった。

 そんなことに気付いたので、すぐにでもそこへ行ってみたくなってきた。

 しかしもちろん、飛行機から飛び下りるわけにもいかない。それでおとなしく福岡空港到着を迎えた。

 荷物を受け取ってから夫婦二人で地下鉄に乗り、まず天神へと出た。そこで奥さんは行きつけの美容院へ行く予定があったので、私は少し暇を持て余すこととなった。

 ということで、天神からすぐに地下鉄で博多駅へ取って返し、JRへと乗り換えた。鹿児島本線の下り普通列車に一駅乗れば竹下駅で、飛行機から見下ろした博多運転区はもう目の前である。

 しかし、時刻はすでに夕暮れ時を迎えていて、あたりは薄暗くなりつつあった。しかも、ホームの目の前にある留置線には783系ハイパーサルーン一編成しか停まっておらず、その列車も私が着くなりゆっくりと動き出してしまった。博多始発の特急列車になるのだろう。

 そんなわけで、夕空の下に幾本もの留置線だけが広がる風景になってしまった。まさに「もぬけの殻」でもある。しかし無理もない。土曜日とはいえ夕刻に留置線で遊んでいる車両がいていいわけがない。

 ただ、ヤードの少し博多寄りにはディーゼルカーが何両かたむろしているのが見えたので、駅を出てヤードの周りを歩きながらディーゼルカーの方へ行ってみることにした。

 駅前から広い道に出ると目の前が川である。後で知ったがそれは那珂川で、あの中洲につながっている流れであった。

 その川を見ながら博多方へ少し歩けば、車両区の敷地に沿う細い路地があった。そこを入って行くとヤードの塀が低くなり、輻輳する線路群を外から眺めることができた。

 そしてその奥に、九州らしい車両が佇んでいるのを見ることができた。
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 だいぶ暗くなってしまったのはちょっと残念だったけれど、眩い照明の下に暗く佇むディーゼルカーやディーゼル機関車の表情が印象的であった。

 ところで、この博多運転区はかつて竹下客車区と呼ばれていた。そして、博多発着の寝台特急「あさかぜ」があった頃には、ここで客車の整備が行われていたはずである。

 その時代はきっと、今よりヤードがずっと広かったのではないかと思う。敷地の周囲を歩いていると、かつてはここもヤードだったのではないかと思われる場所がいくつかあった。

 そういう昔を偲びつつも、いまの博多運転区の風景を楽しむことができた。

 ただ、もしまたここへ来る機会が作れるとしたら、今度はもっと明るい時間に来て、昼寝している車両群を眺めてみたいと思う。


博多運転区にて(敷地外から撮影)
2013.12.7
by railwaylife | 2014-01-28 23:30 | JR九州 | Comments(0)

宵の博多駅

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 門司港から福岡市内の妻の実家へ戻った後、妻は天神で知り合いに会う約束があった。その間私は、どこかで時間を潰すことにした。私が迷わず向かったのは、宵のJR博多駅だ。入場券を買ってホームに入り、行き交う列車を眺めるのが目的である。

 宵の博多駅にはもう、青き寝台特急がやって来ることはないけれども、まだまだここは特急天国である。九州各地を結ぶ特急列車が、ひっきりなしに出入りしている。それらの列車を見ているだけで楽しくなってくる。

 しかも、JR九州の場合は、特急の種類によって車両が全く異なる。それで、車体に特急名のロゴやデザインが大胆に入っていたりして、余計に特徴的である。ただ、そうなると他の特急の運用に転用できないのが難点である。国鉄の特急のように、ヘッドマークの幕を回したら他の特急に早がわり、というわけにはいかない。

 それでも実際には、他の特急の運用に入っている例がある。この日博多から小倉までの往復に乗った特急「ソニック」は、いずれも特急「かもめ」用の885系であった。車内のあちこちに「KAMOME」のロゴが目に付きだいぶ違和感があったが、特急「かもめ」に乗ったことのないという妻は、大いに喜んでいた。私も特急「かもめ」には乗ったことがないが、できればこの885系への乗車は、長崎へ行くときまで取っておきたかった。

 さて、そんな多彩な九州特急であるが、来年春に九州新幹線が全通したら、そのラインナップもだいぶ変わってしまうのだろう。まず、特急「リレーつばめ」は確実に消えていくと思われる。似たような区間を走る特急「有明」はどうなるのだろう。この特急は、熊本から博多を通り小倉まで行っているから、新幹線「つばめ」が完全に代替になるということはない。北九州から直通で熊本まで行けるという利点は大きいだろう。また、停車駅が多いから小回りも利く。新幹線開通後も残ってほしいものである。

 いずれにしても、九州新幹線全通前の博多駅を記録することができて良かったと思った。そして、この博多駅から九州各地へ旅立つ日を夢に描きながら、在来線ホームを後にした。


1枚目 787系特急「リレーつばめ」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12
2枚目 883系特急「ソニック」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12
3枚目 783系特急「かもめ」「みどり」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12
4枚目 885系特急「かもめ」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12
5枚目 キハ71系特急「ゆふいんの森」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12
6枚目 787系特急「有明」 鹿児島本線博多駅にて 2010.2.12



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by railwaylife | 2010-02-16 22:36 | JR九州 | Comments(0)