カテゴリ:京王( 66 )

目隠し

 行先表示がLED式の車両を撮影するときは、その表示が切れて写らないようにと苦心することになる。


 線路を見下ろすような位置で撮影するときは、架線を張るためのビームが線路上を横切っていて見通しを悪くするので、それが車両の顔にかからないようにと苦心することになる。


 そんな二つの苦心を、同時に解消することのできる方法があった。


 それは、LED式の行先表示をこうしてビームで隠してしまうことである。
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都営
10-300形電車 京王新線幡ヶ谷駅~笹塚駅にて 2015.2.21
by railwaylife | 2016-01-23 23:35 | 京王 | Comments(0)

幡ヶ谷第3踏切

 京王線の新宿-笹塚間と言うとほとんどが地下区間であるが、この間に一ヵ所だけ踏切がある。
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 笹塚駅に程近い場所にあるこの踏切は、奇妙なことに上り線にしかない。下り線はもう少し笹塚駅に近いところまで地下区間になっているからである。また踏切で横切る道には自動車が入れないようになっていて、この踏切を渡ることができるのは人と自転車だけである。

 そもそもこの付近の京王線は地上にあったので、地上区間時代の名残だとも言える。その証拠にこの踏切の名は幡ヶ谷3号踏切という。地上線時代はこの踏切から幡ヶ谷駅までの間にもう二ヵ所踏切があったのだろう。

 ところで、京王線では今後、笹塚-仙川間の立体交差化が予定されていて、同区間にある計25ヵ所の踏切が消滅する予定である。しかし、この幡ヶ谷3号踏切は立体交差の予定区間に入っていないので、立体交差完成後もここだけは踏切が残るのではないかと思う。そうすると、京王線の都区内唯一の踏切ということになり、地下化や高架化された京王線がかつて地上を走っていたことを示す貴重な生き証人となるのではないだろうか。


京王
7000系電車 京王線新宿駅~笹塚駅にて 2015.2.21
by railwaylife | 2016-01-23 23:30 | 京王 | Comments(0)

京王線の旅 まとめ

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 これまで、昨年秋に「その先の京王線」として出かけた京王れーるランド、多摩川橋梁、国分寺崖線の風景を続けて載せてきた。

 街歩きの「京王線高架予定区間を歩く」の準備のため何度も歩いた代田橋-千歳烏山間と合わせて、昨年は京王線沿線をずいぶん訪ね回った。

 思えば京王線は、大学の四年間ずっと通学で利用していたのに、その沿線を歩いて歴史や地形や風景を楽しもうなどという気は当時はちっともなかった。若いときはいつもどこか遠くへ出かけることばかりを考えていた。近くを旅することなど、思いも寄らないことであった。

 でも、遠くへ行きたいという想いのままにあちこち旅した若い日々が、今の私にとっては貴重な財産である。そしてその財産の上に、京王線沿線を旅する今の私がいる。

 きっとこれからも私は、学生時代を懐かしみながら、この沿線を旅すると思う。その旅の風景を、またこのブログに載せることができたらいい。

by railwaylife | 2015-12-11 23:55 | 京王 | Comments(0)

崖線の下

 京王線に乗っていても国分寺崖線を下っているという感覚はあまり得られないものであるが、その崖線の下へ出たときに感じるのは、何となく車窓が開放的になったということである。これは、線路の高低差とは関係なしに感じることである。
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 その開放感が、けっこう好きだったりする。


京王
7000系電車 京王線仙川駅~つつじヶ丘駅にて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-12-08 23:15 | 京王 | Comments(0)

崖線を往く

 京王線の仙川駅とつつじヶ丘駅の間は、京王線にとって重要な転換点である。
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 何故かと言えば、国分寺崖線を横切るからである。地形が急激に変化し、一気に下る場所だ。

 しかし京王線の線路は、すでに仙川駅の前から切り通しになってそのまま崖線を横切り、崖線の下では写真のように盛土の上を往くようになっている。それで、線路の高低差は地形ほどはない。

 だから、この区間に乗っていてもあまり「崖線感」がないものである。



 そこで、つつじヶ丘駅から仙川駅まで歩き、自分の足で崖線を実感してみた。

 住宅街の中にある高低差は想像以上にきついものだったが、途中にある実篤公園に寄ったりしながら「崖線感」をしっかりと楽しむことができた。

 おかげで、電車に乗っても前よりは「崖線感」を得られるようになった。


京王
7000系電車 京王線仙川駅~つつじヶ丘駅にて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-12-07 23:55 | 京王 | Comments(0)

関戸の空

 私にとって最も身近な大河である多摩川にはいくつもの鉄道橋梁が架かっているが、みなそれぞれに思い入れがある。

 この関戸を通る京王線多摩川橋梁も、大学時代の通学で幾度となく渡った思い出の橋梁である。
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 長かった通学路の中で、この橋梁は一つの転換点であるように思えた。下り電車で多摩川を渡り切り対岸の聖蹟桜ヶ丘駅に着くと、ずいぶん遠くへ来た気がしたものであった。

 ただ、橋梁を渡るときの風景にはさほど思い入れがなかったように思う。今ここを日常的に通っていたらきっと「橋梁の上に広がる空が心を開いてくれる」などと言ってありがたがっているだろう。

 でも、大学生のときはそういう感覚がなかった。ぼうっと見送っていただけのような気がする。

 そう思い返してみると、大学のときはいったい何を考えて生きていたんだろうと不思議になってきた。

 いや、もちろんそのときはそのときでいろいろと懸命に考え、生きていたことだろう。

 そんな過去の自分があってこそ、今の私がある。


京王
8000系電車 京王線中河原駅~聖蹟桜ヶ丘駅にて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-12-06 17:00 | 京王 | Comments(0)

京王線多摩川橋梁

 この京王線多摩川橋梁を眺めに来たのは、ほぼ一年ぶりのことであった。
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 このブログに「京王」というカテゴリを作るきっかけになった「京王線の風景」という記事に掲載されている写真を撮りに来たとき以来のことである。

 そのときは中河原側のたもとへ行ったのだが、今回は反対の聖蹟桜ヶ丘側のたもとを訪れてみた。ちょうど天気も正反対であった。前回は暗く曇って、肌寒い日であったが、今回はよく晴れて暖かい日和であった。

 それで、橋梁上に広がる青空が余計に嬉しく感じられた。

 思えば一年前に何気なくこの橋梁を訪れて以来、何かと頻繁に京王線沿線を訪れることになった。

 今にしてみれば、それが京王線に捉われることになるきっかけだったのかもしれないという気がする。


京王
8000系電車 京王線中河原駅~聖蹟桜ヶ丘駅にて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-12-05 15:20 | 京王 | Comments(0)

動物園線5000系

 大学時代、通学の京王動物園線でよく乗っていたのがこの5000系であった。
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 動物園線内を行ったり来たりするローカル運用はたいていこの5000系であった。たまに6000系や8000系が入っていたように思うが、それは稀なことであったと記憶している。

 だから5000系は、大学時代の動物園線通学の象徴みたいなものである。

 そんな5000系は当時、もうだいぶ古びていた。登場からすでに三十年を経ていたからである。

 ただこの5000系は「京王の名車」と言われ、珍重された車両でもあった。

 そんな車両に毎日のように乗れたのはある意味贅沢なことだったのかもしれないが、当時はあまりにもあたりまえに走っていて、そのありがたさを感じることはほとんどなかった。

 いま思えば、一枚でも写真を撮っておけば良かったと悔やまれる。

 でも、その頃はまだデジカメがなくフィルムカメラで、写真を撮るのは旅に出たときくらいであった。日常の風景を写真に撮る習慣はなかった。今のように日常をやたらと撮影するようになったのはデジカメを手にしてからのことである。

 だからもし、5000系によく乗っている時期にデジカメを持っていたら、写真をたくさん撮っていたかもしれない。

 ただ、たくさん記録することが良いことなのかはわからない。

 記録は多く残っても、その分記憶は薄れてしまうかもしれない。

 こうやって何年も経ってから実物に触れ、自分の中の記憶を呼び起こし、懐かしむ方が良いのかもしれない。


京王
5000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-12-02 23:40 | 京王 | Comments(0)

記憶の中か歴史の中か

 京王線の車両は、5000系・6000系のような白地にエンジ色の帯を巻いた塗装になる前は、このように緑一色の塗装であった。
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 これを「グリーンカー」と呼んだそうだ。

 そんな「グリーンカー」の現役時代を私は知っているのかどうか、微妙である。

 おぼろげながら、乗った覚えがある。幼い頃、山好きな大伯父に連れられて高尾山へ行ったとき、帰りに「グリーンカー」に乗ったような記憶がある。まさにこの展示車両が表示している高尾山口駅からである。

 ただ、本当におぼろげな記憶なので、実際に乗ったという確証はない。後に本や写真でこの「グリーンカー」を見たときの記憶が混ざって、実際に乗ったという記憶にすり替わってしまったのかもしれない。

 だからこの車両は、記憶の中の車両なのか、歴史の中の車両なのか、何とも微妙な存在である。

 それにしても、この車両を見た約一年後に再び京王線上に「グリーンカー」が登場するとは、このとき思ってもみなかったことであった。


京王
2010系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-29 23:40 | 京王 | Comments(0)

6000系のイメージ

 京王6000系と言えば、白い車体にエンジの帯を一本キリッと締め、長い編成を連ねた優等列車でかっ飛ばしているイメージである。種別幕の赤色が凛々しく、良いアクセントになっていた。

 それと印象的なのは、前照灯よりも尾灯の方が上にあることだ。おかげで前照灯の下はちょっと間延びした感じがするけれど、そこが6000系の顔の特徴でもある。

 そんな6000系の顔を久々に間近で眺めることができ、懐かしく思った。
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 帯の色が全盛期と違うのがちょっと残念だったけれど、こうして今もこの車両をじっくり眺めることができるのは嬉しいことであった。


京王
6000系電車 京王れーるランドにて 2014.10.24
by railwaylife | 2015-11-27 23:20 | 京王 | Comments(0)