カテゴリ:東急目黒線( 77 )

夕暮れ丸子多摩川への想い

 夕暮れ時に時間があると、ついつい丸子多摩川へと出かける。

 刻々と変化していく夕暮れ時の空を眺めるには、広く空の見える場所へ行くのが良いわけだが、丸子多摩川の河川敷は自宅から一番手近に行ける空の広い場所である。それでつい行ってしまうのだが、毎回同じような夕暮れの風景を眺め、同じような写真を撮ることになる。その写真を後になって見てみると、変わり映えしない写真だなあと思う。しかも、何回撮っても写真が上手くなるわけでもない。同じような凡作を積み重ねている。

 だったらせめて、夕暮れ時に他の場所へ行って、違う風景の中で夕空を眺め、写真に撮った方がまだマシなのではないかと思うようになった。丸子多摩川の河川敷だけが空の広く見える場所ではない。例えば、同じ多摩川でも二子や和泉にでも行けばまた夕暮れ時の雰囲気も変わるだろう。

 そんなふうに考えつつも、相変わらず丸子多摩川へ通っていたのだが、あるときふと気付いたことがあった。

 それは、単にこの夕暮れ時の丸子多摩川が好きなんだ、ということである。

 ただ、夕暮れ時のこの場所にいたいだけなんだ、ここで日が暮れるのを見たいだけなんだ。だから、何度行ったっていい。どんなに同じような写真を撮ったっていい。別に写真が上手くならなくたっていい。そんな気がしてきた。

 そしてそのとき撮った写真を、このブログにももっともっと載せていったらいいと思っている。
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都営
6300形電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.7.13
by railwaylife | 2019-07-13 21:45 | 東急目黒線 | Comments(0)

一刻と小半刻

 先日、テレビで時代劇を何となく観ていた。

 ちょうど、ある同心が、同僚の同心を尾行する場面であったが、その尾行の顛末を上司に報告する台詞に合わせて、尾行の回想シーンが映し出されていた。

 どうも同僚は盗賊の一味に気脈を通じているらしい。それで同心が後をつけて行くと、同僚はある料亭に入った。そこで盗賊の一味と密会しているようだ。そのとき同心が次のような台詞を言った。

 「一刻ほどすると出て来まして…」

 私の耳がおかしかったのかもしれないが、このときの「一刻」が、私には確かに「いっこく」と聞こえた。

 ここは「いっこく」じゃなくて「いっとき」だろう。そう思って私は大いに憤慨した。

 一刻(いっこく)というと、例えば「一刻を争う」とか「一刻も早く」というように、わずかな時間のことを指す。一方、一刻(いっとき)と言えば前近代の時間の数え方で、現代の約二時間くらいを指す。同じ一刻でも、読み方によってまるで意味は異なる。一刻(いっこく)しか料亭にいなかったのなら盗賊一味との密談はすぐ終わったことになるし、一刻(いっとき)もいたのならかなり長い間話し込んでいたことになる。

 だいたい「一刻(いっこく)ほど」なんていう言い方はないと思う。ここは「一刻(いっとき)ほど」が正しいだろう。それを同心役の俳優が読み違えてしまったことは悲しいし、制作側がそこをノーチェックでそのまま放送してしまったことはもっと悲しい。言葉一つで、その時代劇の世界が台無しになってしまうことだってある。

 もっともこの話は、私の聞き違えかもしれないから、もうこの辺にしておこうと思う。



 ところで、一刻(いっとき)の半分のことを半刻(はんとき)という。現代の時間にすれば約一時間ということになるが、さらにその半分(約30分)のことを小半刻(こはんとき)という。

 この小半刻という言い方を、私は妙に気に入っている。どこか粋だなぁ、なんて粋の何たるかもよく知らないでそう思っている。

 だから、この小半刻を、普段の会話の中でも使ってみたい。

 例えば、こんなふうに。

「◯◯さん、この仕事、やっといてくれねぇか。なに、小半刻もかからねぇだろ」

「丸子多摩川の橋梁を眺めてっと、次々いろんな電車がやって来てな、見てて飽きねぇんだよ。小半刻くらい、すぐ経っちまうもんだ」
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by railwaylife | 2019-07-09 23:45 | 東急目黒線 | Comments(0)

夕暮れ6両編成

 何でも近い将来、東急目黒線の電車が6両編成から8両編成になるそうだ。相鉄線との直通運転を見据えてのことらしい。

 昔から目黒線や乗り入れ先の地下鉄線のホームは8両編成に対応できるように作られていて、いつかはこの路線も8両化するんだろうなと思っていたから驚きはないのだが、私にはひとつ困ったことがある。

 それは、お気に入りの丸子多摩川の橋梁上で、6両編成の電車が見られなくなってしまうことである。

 目黒線の電車が8両編成になったら、東横線の各停や一部の急行電車と同じ長さになってしまう。そうなると、このコンパクトにまとまる6両編成の電車が往く風景をもう得られなくなる。
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 広い川原の風景の中にあって、この6両編成の電車が往くさまは何とも心地よく感じられる。

 そんな眺めが気に入っているだけに、寂しいことだ。

 だから、今のうちに6両編成の風景を目いっぱい楽しんでおこうと思う。


都営
6300形電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.2.26
by railwaylife | 2019-05-21 23:20 | 東急目黒線 | Comments(0)

切られた桜

 この場所の桜は、だいぶ枝を切られてしまった。
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 おかげで橋梁の眺望が利くようにはなったのだが、花は何ともみすぼらしくなった。

 それで、花越しの橋梁の風景もちょっと寂しく見えた。


埼玉高速鉄道
2000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.3.27
by railwaylife | 2019-04-29 16:30 | 東急目黒線 | Comments(0)

丸子桜

 私がよく訪れる丸子多摩川の象徴的な眺めといえば、やはり丸子橋の青いトラスだと思う。

 その丸子橋を桜花とともに入れ込み、この場所の春の風景を表してみた。
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東京メトロ
9000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.3.27
by railwaylife | 2019-04-28 14:05 | 東急目黒線 | Comments(0)

桜3000系2018

 東急3000系は、四季を通じて季節感のある風景の中で眺めたい車両の一つである。

 前にそんなことを書いた気がするけれど、桜花のある風景以外にどれだけ季節感のある風景を得られているのか疑問である。

 それでもまた、こうして桜花の風景を残しておく。
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東急
3000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.3.27
by railwaylife | 2019-04-27 11:15 | 東急目黒線 | Comments(0)

ほんとの花越し

 花越しの電車、なんて言ってずっとそういう風景を追いかけてきたけれど、花越しというには花がこれくらいたくさんないとダメなんじゃないか。
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 シャッターを切るタイミングが早かったこの場面を見返しながら、そんな気がしてきた。


東急
3000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.3.27
by railwaylife | 2019-04-20 11:00 | 東急目黒線 | Comments(0)

夕景のシルエット

 鉄道のある夕景が好きで、夕暮れ時に時間さえあればその風景を見に行き、写真を撮ったりしている。

 もっともその撮影は文字通り下手の横好きであって、なかなか巧く撮れるものではない。そもそも夕景は被写体の中で明暗の差が大きいので、撮影対象としては難しいものだと思う。

 それでも、カメラの設定をいろいろと調べてみたり撮り方を工夫したり試行錯誤を続けている。そしてその撮影を楽しむようにしている。

 そんな中で最近思うのは、結局鉄道のある夕景の行き着くところは、こういう列車のシルエットの風景なのかな、ということである。
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 夕空のグラデーションを背に、列車のシルエットを黒く浮かび上がらせる。これが一番わかりやすい風景のような気がする。

 だから、こういうシルエットの風景を、今年はいろいろな場所で捉えられたらいいなあと思っている。


東京メトロ
9000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.1.5
by railwaylife | 2019-01-19 23:15 | 東急目黒線 | Comments(0)

検査中

 長津田工場の中で検査中だったのは、目黒線用の5080系5184編成であった。
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 目黒線の電車は多摩川橋梁で何度となく見送っているから、この編成もきっと多摩川橋梁上で目にしているに違いない。
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 この編成もやがて検査が終われば、再び本線上を走る日がやって来るだろう。
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 そのときにまた、多摩川橋梁で見送りたい。


東急
5080系電車(5184F) 東急電鉄長津田車両工場にて 2018.9.23
by railwaylife | 2018-10-18 23:40 | 東急目黒線 | Comments(0)

コデマリの季節

 ちょうどゴールデンウィークの頃に咲くコデマリという花は、最近けっこう気に入っている花の一つである。ここ何年かは、その花が咲くのを楽しみにしているくらいである。
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 この花が群れ咲いているのを目にすると、ゴールデンウィークだなぁという気がしてくるものである。


東京メトロ
9000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2017.5.6
by railwaylife | 2018-05-13 22:55 | 東急目黒線 | Comments(0)