カテゴリ:700&N700( 80 )

勘違い

 ちょうど一年くらい前、勘違いしていたことがあった。

 それは、東海道新幹線700系の引退時期を2019年の3月だと思っていたことである。正しくは2019年度の3月、つまり2020年の3月であった。

 その勘違いに気が付いたときには「やったぜ、700系を見られる期間が一年延びたぞ」と思うとともに、ちょっと慌てた。勘違いとは言え、もしブログの記事に「700系は2019年3月で引退」なんて書いていたらネット上に嘘を発信したことになってしまうからである。そう思って急いで過去の700系の記事を見返してみたが、幸い引退の時期をはっきりと記述している箇所はなかった。ホッとするとともに、700系の残された日々をしっかりと見守ろうと思った。

 それから一年が経って、700系の引退まであと10ヵ月を切るくらいになってしまった。

 この間、どれだけ700系が往く風景を眺められたかというと、数えるほどしかない。結局、まだあと一年以上あるからなんて思うと、熱心に見に行かなくなってしまうものだ。

 だったら、今年の3月まで勘違いしたままでいれば良かったかもしれない。

 いやいや、それはそれでまた問題だっただろう。

 ともかくも、いつ引退するとか、いつまで走っているとか、そんなことを意識せず、今ある風景を大事に想うことだ。
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新幹線
700系電車
「のぞみ」
185号 東海道新幹線東京駅~品川駅にて 2019.5.12
by railwaylife | 2019-06-08 22:20 | 700&N700 | Comments(0)

満開じゃないけど

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 この日は東京の桜が満開になったという発表があってから三日が経っていたが、都内の桜のすべてが満開になったというわけではなかった。

 ここの桜もまだ満開とは言えなかった。

 それでも、その花の向こうに橋梁上の列車を見送るのことのできるありがたさをいっぱいに感じていた。


新幹線
N700系電車 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.3.27
by railwaylife | 2019-04-21 11:35 | 700&N700 | Comments(0)

いつか九州新幹線で

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 七月に関西へ出かけた際に新大阪駅で見かけた九州新幹線のN700系7000番台である。

 この車両を見るたび、いつかは東京から鹿児島中央まで新幹線を乗り通してみたいなと思う。もちろん、この新大阪駅での乗り継ぎは必要であるが、わずかな乗り換え時間で一気に鹿児島まで向かってみたい。

 その乗り換え時間を除くと、東京-鹿児島中央間の乗車時間は六時間ほどだ。わずか六時間、と言って良いのかわからないけれど、二十年前まで寝台特急「はやぶさ」が東京-西鹿児島間を二十時間以上かけて走っていたことを考えれば、あっという間の時間だろう。

 特に、九州に入ってからはわずか一時間半余りである。物足りないとさえ感じるかもしれない。

 でも、そんな物足りなさも感じてみたいものである。


新幹線
N7007000番台電車 山陽新幹線新大阪駅にて 2018.7.14
by railwaylife | 2018-09-15 19:20 | 700&N700 | Comments(0)

定番の700系

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 東京国際フォーラムを背景にしたこの場所は、都心で東海道新幹線の列車を捉えるときの定番スポットの一つである。

 700系の引退が迫ってきたときには、ここも大勢の人で賑わうのだろうか。

 今はただただ暑いだけの場所で、新幹線を眺めようという人もまばらである。


新幹線
700系電車
「のぞみ」
381号 東海道新幹線東京駅~品川駅にて 2018.8.5
by railwaylife | 2018-08-13 23:15 | 700&N700 | Comments(0)

夏を想うN

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 関東では早くも梅雨が明けてしまったが、これはまだ梅雨明け前の風景である。

 梅雨の晴れ間だったが、新幹線の橋梁の背後に広がる空は、まるで真夏のもののように感じられた。

 今年はどんな夏の風景を見られるだろうか。どんな夏の旅ができるだろうか。

 夏のような風景の中を往く新幹線の列車を見送りながら、そんなことを思っていた。

 最近いろいろなことがある新幹線だが、どうかこの夏の間も、無事に走り続けてほしい。

 そんな願いも、この風景に込めておきたい。


新幹線
N700系電車 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.6.12
by railwaylife | 2018-06-30 16:45 | 700&N700 | Comments(0)

暮れる700系

 今や東海道・山陽新幹線の時刻表はいろいろな媒体でいくつもの種類を見ることができるが、だいたいどの時刻表にも使用車両がN700系である列車にはその旨の断り書きがしてある。

 ただ、今やほとんどの列車がN700系で運転されるようになったから、その断り書きが煩わしく見えてくるくらいである。N700系でない列車、つまり700系で運転される列車を探す方が大変である。

 そんな少数派になった700系は、この春のダイヤ改正でもだいぶ数を減らしたのだろう。
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 いよいよ、引退のときが迫ってきた。


新幹線
700系電車
「こだま」
675号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.3.17
by railwaylife | 2018-04-26 23:10 | 700&N700 | Comments(0)

春の夕暮れ

 春の夕暮れ時の川原は、風景全体が銅のような鈍い色に染まっていた。
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 その中を、西からの新幹線がゆっくりと東京へ上って来る。

 長い乗車の終わり近くに現れる川原の夕景は、乗客の目にどんなふうに映っていただろうか。


新幹線
N700系電車
「のぞみ」
232号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.3.17
by railwaylife | 2018-04-23 23:05 | 700&N700 | Comments(0)

早春のN

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 夜半までの雨が上がって気持ちよく晴れ上がった早春の朝、西へ旅立って行く新幹線を見送っていた。

 きりっと引き締まった空気の中でこの風景を見ながら想うのは、いつか新幹線で西へと旅立つときのことであった。


新幹線
N700系電車
「のぞみ」
217号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.2.11
by railwaylife | 2018-03-12 23:20 | 700&N700 | Comments(0)

権現山にて

 品川駅の先にある権現山公園は、以前から気になっていた場所である。公園の眼下に東海道本線、京浜東北線、東海道新幹線、横須賀線、山手貨物線そして山手線の線路が眺められるからである。
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 これらの線路は山を切り通したところに敷かれたもので、もともと権現山は、線路の反対側にある桜の名所・御殿山とひと続きだったようだ。何でもここに徳川家康が御殿を建てたとか建てなかったとかで、権現山という名があるらしい。河口近くの目黒川左岸に突き出た台地のほんとの先端である。

 その場所から見下ろす線路群は、ちょうど東海道本線と京浜東北線、東海道新幹線と品鶴線、山手貨物線と山手線が三方向へ分岐していくところである。なかなか楽しい場所だ。

 だが、もう少し早くここに来れば良かったと後悔した。この場所で、夕暮れ時に西へ旅立つブルートレインを見送りたかった。

 そのことが悔やまれたけれど、またここの風景を眺めに来たいとは思っている。


新幹線
N700系電車
「のぞみ」
19号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2018.2.11
by railwaylife | 2018-03-06 23:50 | 700&N700 | Comments(0)

晩春のN

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 多摩川を訪れたのは、およそ三週間ぶりのことであった。

 しばらく見ない間に、川原の草木が驚くほど伸びていた。様相は一変していた、と言って良い。

 何だか映画やドラマの大事な場面を見逃してしまったような気分であった。

 そして、春という場面の終わりを感じる眺めでもあった。


2017年春の記録
新幹線
N700系電車
「のぞみ」
132号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2017.4.29
by railwaylife | 2017-08-31 23:40 | 700&N700 | Comments(0)