カテゴリ:251系( 22 )

ハナミズキ251

 ハナミズキという木は、街路樹の中ではイチョウに次いで二番目に多いのだと以前にテレビで言っていた。

 その理由は、あまり手がかからない上に、春には花、そして秋には葉の色付きがきれいだからだそうだ。

 あまり手がかからない、というのは管理上の大きなメリットであるとは思うが、木が多い理由としては何となくかわいそうな気がしてきた。

 それで、この木がある風景、特に花が咲くときの風景をもっと楽しんであげようとこの春から思っている。
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 ハナミズキの花というと、歌にある「薄紅色」の方が目に付くが、この白い方の花も清廉でいいなと思う。


251系「おはようライナー新宿」26号 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2012.4.24
by railwaylife | 2012-05-09 23:22 | 251系 | Comments(0)

サクラ251

 251系特急「スーパービュー踊り子」が、米神の花と海をかすめてゆく。
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 今まさに、その251系の大きな車窓にも咲き誇った桜と青い海原があるだろう。

 私にとっての最高の組み合わせが、その車窓にあるだろう。


相模の旅2012桜」にて
251系特急「スーパービュー踊り子」7号 東海道本線早川駅~根府川駅にて 2012.4.9
by railwaylife | 2012-04-30 22:30 | 251系 | Comments(0)

花散らし251

 枝垂桜を見るために真鶴駅に降り立つと、突風が吹き荒れていた。そこまでの東海道本線の車窓が穏やかに見えただけに大いに驚いた。海が近いだけあって仕方がないのかなと思ったが、けっこう強い風だったので心配にもなってきた。海沿いを往く東海道本線が運転見合わせになってしまっては困る。

 そんな心配をしつつも、目的の枝垂桜を見る前に、駅近くの線路沿いにある別の桜をちょっと見に行ってみた。

 駅前広場から跨線橋を渡って線路の反対側へ出ると、線路際にわずかな桜が咲いている。その桜花を、251系特急「スーパービュー踊り子」がかすめてゆく風景を待った。

 花咲く場所から道を挟んだ反対側は中学校で、広い土のグラウンドがあった。そのグラウンドから道と線路に向けて、猛烈な砂埃が巻き上がっていた。これはもし251系の展望席に乗っていたらそれこそ「砂被り」だな、などと思って悦に入るうち、駅の列車接近案内が入った。

 程なく、待ち焦がれた風景が現れた。
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 すでにこの場所の花は散り始めていたが、このときの強風でさらに散り、痩せ細っていくように思えた。

 まさに花散らしの風の中を、251系特急「スーパービュー踊り子」は駆けて行った。
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相模の旅2012桜」にて
251系特急「スーパービュー踊り子」2号 東海道本線真鶴駅にて 2012.4.9
by railwaylife | 2012-04-27 23:49 | 251系 | Comments(0)

伊豆を想う

 咲き始めた河津桜の脇を、251系がかすめてゆく。
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 それはまさに、この桜の本家本元である伊豆河津の地を特急「スーパービュー踊り子」が往く風景そのものであった。


 いま、河津の桜は、ちょうど見頃であるという。


251系電車「おはようライナー新宿」26
               山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 
2012.3.12
by railwaylife | 2012-03-13 21:39 | 251系 | Comments(0)

谷あいの251

 恵比寿駅で、渋谷方面へ走り去って行く251系を見送り、その姿を捉えた。
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 後になって写真を見てみると、空が少しも写っていなかった。背景はすべて建物に覆われていた。

 まさにこれは、渋谷だけに、ビルの谷あいを往く251系だなと思った。



 そんな251系も、この先の新宿まで行ってから折り返し特急「スーパービュー踊り子」1号となり、広い広い空の下にある相模・伊豆の海沿いへと旅立つ。

 その場所へ、私もまたこの列車で連れて行ってもらいたいと、谷あいの恵比寿駅に取り残された私は想っていた。


251系電車(回6050M) 山手貨物線恵比寿駅~渋谷駅にて 2012.1.15
by railwaylife | 2012-03-06 23:45 | 251系 | Comments(0)

残り雪251

 春の雪で線路沿いが白く染まっているさまを面白がって、その向こうに特急車両が往くさまを捉えてみた。
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 しかし、この特急車両に春の雪は似つかわしくない。

 青く染まる海や、早咲きの花々など、明るい早春の風景が似つかわしい。

 そう思いながら、渋谷駅から山手線の電車に乗って新宿駅にさしかかると、さっき見た特急車両が折り返しの特急「スーパービュー踊り子」となるべく、旅支度をしていた。

 その特急電車に乗り込まんとする人々の列が、いつもより少し多いように感じられた。

 今日から三月、温暖な相模・伊豆の早春が想われた。


251系電車「おはようライナー新宿」26
               山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 
2012.3.1
by railwaylife | 2012-03-01 22:24 | 251系 | Comments(2)

晴れた日は251

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 晴れた日には、251系を眺めたい。

 それは、晴れた日の相模の海を想うためである。この車両の車窓にやがて映る、青き相模の海を想うためである。

 こういう空の下の海原は、きっと深く青いだろう。キッと引き締まった青色だろう。いや、もしかしたら沖の方は少し霞んでいるかもしれない。

 そんな海の青色が、こんな都会の谷底みたいなところを往く列車の車窓を、やがて染めてゆく。


251系特急「スーパービュー踊り子」3
               山手貨物線恵比寿駅~大崎駅にて 
2011.12.18
by railwaylife | 2012-01-19 22:26 | 251系 | Comments(0)

色付く木々に魅せられて

 この秋一番の冷え込みと言われた先週火曜日の朝、渋谷の宮下公園に立ち寄ってみた。

 先々週あたり、いや、もっと前からかもしれないが、この公園の木々が色付き始めているのを、通勤の山手線の車窓から何度も何度も確認していた。それをじっくりと眺めるために、この日は公園へ足を運んだ。

 去年のちょうど今頃、園内整備のためということで、この公園に立ち入ることはできなかった。それで、色付く木々を公園の外から眺めるしかなかった。

 でも、今年は何の遠慮もなく園内に入ることができる。そのことが、何より嬉しかった。このときを、去年からずっとずっと待っていた、と言える。
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 もっとも、木々の色付きと言っても、ここの公園の木々は、いわゆる紅葉のように美しく色を付けるわけではない。雑多な木々の雑多な葉が、雑多な色になっていた。それを「美しい」とか「奇麗だ」とか言えるのかどうかはわからない。

 でも、そんなことはどうでもよかった。ただ、色付く木々があり、その色に魅せられ、その木の下で私は立ち止まり木の葉を見上げている。それだけでよかった。
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 そんな木々の脇を、待ちかねた251系電車が静かに通り抜けてゆくのを、私はじっと見送っていた。
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251系電車「おはようライナー新宿」26
山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて
2011.11.22
by railwaylife | 2011-11-27 22:32 | 251系 | Comments(0)

幻の白い花

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 最近、朝の通勤で山手線の車窓に気になる花を見つけていた。

 それは、渋谷駅を出たばかりの線路際に咲いていて、長い宮下公園が続く途中であった。草の生い茂る中に白い花が点々としているように見えた。いや、白と言っても少し濁った感じで、黄緑色っぽくも見えた。

 何回か目にするうち、何の花だろうと気になるようになり、近くへ行ってみたいと思った。

 それで今朝の通勤の途中、宮下公園に立ち寄ってみた。公園からなら、じっくりと見られそうだったからである。





 夏の緑の下を抜け、線路の良く見える場所に出た。そして「たしかこの辺だったはず」という、花のあるべきところへ着いたが、ない。花はもちろん、生い茂っていた草も見当たらない。

 行き過ぎたかな、と思って来た道を戻ってみたが、ない。車窓から見たのは幻だったか、という気がしてきて、私は不思議に思えたものである。

 時間もなくなってきたので、仕方なく公園を出ることにした。それで、原宿方の出口に行き、神宮通公園へと続く歩道橋に出たとき、この不思議な現象の謎が解けたように思えた。





 それは、線路沿いの盛土にあった草が刈られていたからである。刈った草がまとめて置いてあるのも見えた。

 きっと、私が見た白い花も、草と一緒に刈られたのだろう。残念なことだが仕方ない。線路際の草を刈るということは「保線」という作業において重要なことだ。それにしても、この暑い中草刈りをしたとは、保線作業の方々の苦労が想われた。

 結局、私の見たかった風景は見られなかったが、こういうこともあるんだと私は思った。風景は、さまざまな要因で変わっていく。だから、それをじっくり見たいと思っていても、見られたり見られなかったりする。それがまた面白い。

 そして、今回のようにじっくりと見たかった風景が見られなかったとしても、また別の「見たい風景」を探せばよい。あ、いいな、と思える風景なんて、気を付けていればそこらじゅうに転がっているものである。

 そんなふうに考えながら私は、照り返しのきつい明治通りの歩道を急ぎ足で歩いていたが、さらにふとあることを想った。





 それは、私が山手線の車窓に見ていたのは、実は白い花ではなかったのではないかということである。

 もし、線路際の草が刈られずに、私が白い花だと思っていたものを間近で目にすることができたとして、それが花ではなかったとしたら、きっとひどくがっかりしただろう。草の一部が白くなっていただけだったかもしれない。

 それよりも、車窓の遠目に見えた白いものがなんとなく花みたいで、あ、いいなと想うだけに留めておいた方が良かったのかもしれない。

 そんなふうに思えてきた。


251系電車「おはようライナー新宿」26号
山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2011.8.10

by railwaylife | 2011-08-10 22:54 | 251系 | Comments(0)

山手貨物線の251系

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 特急「スーパービュー踊り子」として伊豆へ向かう251系は、あの、相模の海を見ながら走る車両だ。


 その251系が、私の日常である渋谷・新宿といふ場所を山手貨物線で駆け抜けてゆくのは、私が相模の海を想う為である。


 私の好きな、相模の海の車窓を、私が想う為に、251系は駆けてゆく。


 私が日本一の車窓だと想う、相模の海の車窓を、私が想う為に、251系は駆けてゆく。


 屋根に向かって湾曲した広い車窓に映る、青い青い海を私が想う為に、251系は、私の日常を駆けてゆく。






 また、相模の海を見に行きたいな。
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 そろそろ花も咲くだろう。
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251系電車 山手貨物線恵比寿駅~渋谷駅にて 2011.2.12

by railwaylife | 2011-02-24 08:02 | 251系 | Comments(2)