カテゴリ:花( 50 )

ようやく桜

 五月のゴールデンウィーク明けから「2017年春の記録」と銘打って春の風景を続けて掲載しているが、何かとせわしない日常に阻まれ、思うように掲載が進んでいない。その間に現実の季節との乖離がどんどん進んでいる。今やもう梅雨の只中で、紫陽花の盛りである。

 それでもようやく、このブログの季節は桜花の咲く季節にたどり着いた。これからこの「2017年春の記録」のメインテーマとでも言うべき桜花のある風景を、ひとつひとつ大事に載せていきたい。
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by railwaylife | 2017-06-13 23:00 | | Comments(0)

桜2016

 慌ただしく過ごしているうちに五月ももう後半である。

 そろそろこのブログにも、例年通り桜の花の風景を載せるべき時期が来た。

 これからその風景を、特集として掲載していきたいと思う。

 さて、今年の桜の花は、開花してから満開になるまでずいぶん時間がかかった。そして、花が咲き揃ってからは、天気の良い日がほとんどなかった。

 ちょうど花が満開になろうかというとき、テレビで週間天気予報を見たら曇りのマークばかりが並んでいて愕然とした覚えがある。でもそのときすぐ「今年は曇り空の下の花を楽しむことだな」と思い直した。

 そういう想いで楽しんだ花の風景を、これからひとつひとつ大切に載せていきたい。
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by railwaylife | 2016-05-18 23:30 | | Comments(0)

マグノリアの小径

 浜田省吾のアルバム「Journey of a Songwriter ~旅するソングライター」が発売されたのは2015年4月29日のことであった。

 ゴールデンウィークのその時期に初めてこのアルバムを聴いたとき、残念に思ったことがあった。

 それは、一曲目の「光の糸」の出だしの歌詞が「早春の入り江に」だったことである。ゴールデンウィークだと早春は過ぎたばかりである。それで、できれば早春のうちにこの曲を聴きたかった、と思った。

 しかし、この「光の糸」の歌の舞台は、早春の入り江でなければならなかった。そのことは、アルバムの最後の方まで聴くよくとわかることであった。

 ただ、もう一つ同じように残念に思った曲があった。

 それが、四曲目に入っている「マグノリアの小径」である。

 曲名になっている「マグノリア」は花の名で、モクレン、コブシ、タイサンボクなどの総称だいう。それで、歌詞の中には「モクレンの花の下で踊ろう」という一節もある。

 このモクレンもまた、早春の花である。

 だから「マグノリアの小径」を初めて聴いたときにもやはり、この曲を早春のうちに聴きたかった、と思った。


 それから一年近くが過ぎ、この2016年の春を迎えた。いつしかアルバムの中でも一番のお気に入り曲となった「マグノリアの小径」を聴くようになってから、初めて迎えるモクレン咲く季節である。

 その季節を、私はこれまでと違った特別な気持ちで迎えていた。ようやく「マグノリアの小径」の季節が来たな、という想いである。そして、街のあちこちに咲くモクレンを眺めながら、脳裏にずっと「マグノリアの小径」の曲をかけていた。

 それと同時に、花と列車のある風景が好きな私は、どこか線路際の小径で、モクレン越しに列車の往く風景を見送れないものだろうかと思うようになった。

 しかし、忙しい春先のことだけになかなか時間もなく、そういう風景を巧いこと見つけられるほどの余裕はなかった。

 だから、次の春でも、その次の春でもいいから、いつかモクレン越しに列車の往く風景をゆっくりと眺めたいと今、強く願っている。
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by railwaylife | 2016-04-29 23:10 | | Comments(0)

桜2015おしまい

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 長々と続けてきた2015年の桜特集を、ようやく載せ切った。

 今年の桜特集を振り返ってみて思うのは、満開を過ぎてからの風景が少なかったな、ということである。

 3月中に満開を迎えた後、4月に入ってからは天気が悪かったり忙しかったりしたことにかまけて、花の散るさまをじっくりと見なかった。

 花に限った話ではないが、何でも盛りの風景だけ見れば良いというものではないと思う。

 盛りに至るまでの風景も大切である。盛りを過ぎてからの風景も大切である。そういう風景があってこそ、盛りの風景のありがたさが際立つだろう。

 その意味では、花の散りゆく風景をきちんと見なかったのはもったいないことであった。

 もっとも、日常はなかなかにせわしなく、いつも自分の見たい風景をじっくり見られるとは限らない。それでも、少しの隙間を見つけながら、これからも物の移ろいをこまめに感じ、眺め、楽しんでいきたいと思う。

by railwaylife | 2015-06-20 10:00 | | Comments(0)

桜2015

 以前にも書いたことがあるかもしれないが、私は文章を「書き散らす」タイプである。一つの文章にじっくりと向き合い、初めから終わりまでを継続的に書き上げるのではなく、いろいろな文章を同時並行で書いていく。たとえば、ある文章を書いていて行き詰まり、どうもうまくまとまらないという気がしたら、それを書くのはやめて別の書きかけの文章の続きを書く。その書きかけの文章もまた、以前に行き詰まって放り出しておいたものだったりするのだが、時間を置いてみると続きがすらすらと書けたりするものである。

 こういう書き方は一見非効率だが、文章に行き詰まる時間がないのでいいかなと思っている。そして、そうやって少しずつ書き進めていくことで、気が付くと書きたかったものがけっこう書けていたりするものである。

 もちろん、ある文章に正面から向き合って、行き詰ったときでも「う~ん」などと唸りながら時間をかけて書き進めていくのが理想ではある。しかし、そうやって文章にじっくり向き合う時間が最近はなかなかないから、日常の隙間に書けるものから書いていくことになる。

 ただ、そうすると、書きたいもののうちのどれから書き上がるかは自分でもわからない。本来であれば、時系列に古いものから書き上げていった方が良いのだが、そううまくはいかない。

 そんなわけでこのブログに掲載する記事の順序も、文書の書き上がってまとまったものからということになる。

 本当は、この後は「2014-15秋冬コレクション」の続きを掲載していこうと思ったのだが、その文章はまだまとめ切れていない。

 そうこうしている間に、もっと最近の話題が書き上がってしまった。

 今年の桜の花に関する話題である。

 そこでこれからしばらくは「2014-15秋冬コレクション」の続きをまとめる時間稼ぎのため、桜の特集を掲載したい。

 もちろん時間稼ぎと言っても、桜の記事も「2014-15秋冬コレクション」と同じように、いや、それ以上に私にとって大切な記録である。

 それをひとつひとつ大事に掲載していきたい。



 ところで私は、昔から桜の花には相当の執着がある。それで毎年、できるだけ多くの場所でできるだけ多くの桜の花を目にしたいと思うことになる。

 だが、桜の花の咲いている時期は実に短い。また、年度の変わり目で慌ただしい時期でもある。だから実際はごく限られた場所の桜の花しか見ることができない。

 その限られた時間の中で、どこの桜の花を見るか。

 それは、名所の桜でもない。絶景とされるような桜でもない。

 毎年のようにその咲き散りを目にしている、身近な場所の桜である。

 もちろん、今まで目にしたこのない桜を初めて目にすることができたら嬉しいだろう。有名な場所の美しい桜を目にすることができたら嬉しいだろう。

 でも、たとえそういう場所の花が見られたとしても、日常の中に咲く桜の花が十分に見られなかったとしたら、それは悲しい。

 今まで春が来るたび見てきた桜が今年も無事に咲くのを見られる。それが何よりもありがたいことである。そんな想いで、この2015年も身近な桜ばかりを見て回った。ほとんどがすでにこのブログにも登場している場所の風景だと思うが、そういう場所の風景をまた今年も重ねられることが本当に嬉しい。

 そんな想いも込めながら、これから桜の花の風景を載せていきたい。
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by railwaylife | 2015-05-23 22:10 | | Comments(0)

渋谷の花

 夏の終わりの朝、久しぶりに代官山駅から渋谷駅まで、かつての東横線地上区間に沿って歩いてみた。

 線路設備はもうだいぶ解体が行われていて、かつてあった風景はずいぶん様変わりしていた。その変わりようを見ながら歩いた。


 それと、あちこちに咲く夏の花にも目を遣った。
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 このフヨウは、かつての渋谷1号踏切から坂を上り切ったところの道端に咲いている。それで、以前この花を眺めていたときはいつも踏切の警報音が耳に入って来た。

 もう警報音が鳴ることはないけれど、花を見ているうちまた警報音が聴こえてきそうな気がした。

 坂を下り踏切跡を横切り少し行くと、車道の間のグリーンベルトにヒマワリが咲いている。地域の人たちが毎夏丹精を込めて育てているものだ。
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 このヒマワリは、踏切を横切る電車の車窓に見えただろうか。

 記憶があやふやになってしまったが、以前にこのヒマワリ越しに何とか電車を撮ろうと腐心していたことがあった。だから、電車からもちらっと見えたんじゃないかな、という気がしてきた。

 踏切跡から先、線路跡沿いの道を伝ってJR線との交差地点に出た。

 そこに架かるトラス橋梁はまだ残っていたが、変わっていることがあった。それは、トラス橋梁のたもとに大きな鉄の桁が出来上がっていたことである。
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 この桁がどういう役割をするのか、このときはまだわからなかったが、トラス橋梁解体の日がいよいよ近付いて来たことだけは確かだと思った。

 橋梁の下をくぐって清掃工場の間を抜け、ムクゲの花を見に行く。
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 ここのムクゲは、トラス橋梁を渡って大きくカーブを描く電車の車窓からいつも見下ろしていた。その車窓風景を、この花を見ながら思い出していた。

 ムクゲ咲く小道を進み、八幡通りをくぐって並木橋の交差点に出る。交差点近くで八幡通りを跨いでいた東横線の橋梁はもう影も形もない。

 その橋梁があった場所のすぐ近くに咲くサルスベリを眺めた。
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 紅々とした色の花が日に照らされるさまはいかにも夏らしく、好きな花だ。 

 二年前の夏、この花越しに電車を見送ったことが、懐かしく思い出された。



 並木橋からは、明治通り沿いに渋谷駅へまっすぐ向かった。

 こうして、地上区間時代に電車の車窓に眺めていた夏の花をめぐってみて、ようやく渋谷の街の夏を感じることができた気がした。



 電車が地上を走っていた頃は、それこそ手に取るようにこの街の季節の変化がわかっていた。

 しかしこの一年半、電車が地下を通るようになってからは、まるで目隠しをされたようにこの街の表情を見ることができなくなった。花の咲き散りも知らず、葉の色の移ろいも知らず、その日の空の色もよくわからないまま渋谷の街を通り過ぎていく。

 そうなってみると、この渋谷の街への愛着は、残念ながら薄れてしまった。


東急東横線(旧)渋谷駅~代官山駅にて
2014.8.23
by railwaylife | 2014-11-03 22:20 | | Comments(0)

華はないけど花はある

 キャッチコピーというのはあまり好きではない。その言葉によって、物事のある一面だけがクローズアップされ、他の面が見えなくなってしまうからである。

 だから、例えばこのブログにキャッチコピーを付けようなどと、考えたこともなかった。

 だが先日、記事の掲載作業をしているとき、このブログのキャッチコピーになりそうな言葉がふと頭の中に浮かんできた。 



 それは「華はないけど花はある」というものである。



 このブログには華がないと思う。

 鉄道ブログで華といえば、珍しい車両や臨時列車などのいわゆる「ネタもの」を扱った記事であろう。そういう記事には文字通り華があるし、話題性もある。

 しかし私は「ネタもの」を追いかけるのが苦手なので、このブログにはほとんど登場しない。記事に出てくるのは、日常ごくあたりまえに走っている列車ばかりである。

 ただ、このブログには花がよく登場する。花と列車を捉えた写真が多いからである。

 とは言え、花と列車はこのブログのテーマそのものではない。

 花は、季節を表すための一つの方法に過ぎない。

 大切なのは、季節の無事の移ろいを表すことである。

 ごくあたりまえにある車両や列車が、あたりまえに過ぎていく季節の中を走り続けていく。それが、何よりありがたいことだと思っている。このブログに登場する花は、そのことの象徴である。

 ただ、そうしたことが私の稚拙な表現でどれだけ巧く発信できているのかわからないし、そもそもこのブログ自体が他者へ発信するほどの価値のあるものなのか、最近はよくわからなくなってきている。

 それでも、私自身は限られた時間の中でこのブログを心から楽しんでいることだけは確かである。



 ところで、花のあるこのブログには時々ある特定の花の特集を掲載してきた。春の桜特集や初夏の紫陽花特集などである。それから花ではないが、初冬にはイチョウの黄葉の特集を掲載したこともある。

 それらは季節の移ろいを表すためには大事な要素であり、どれも私の大好きな風景ではある。

 ただ、ひとつ言えるのは、どれも「よくある風景だ」ということである。特集になりやすいテーマである。

 そういうよくある花ではなく、あまりない見かけない花だが特集になるくらい頑張ってその風景を集め、連載したいなあと以前から思っていた。

 そんな花のある風景を、ようやく集めることができた。 

 もっとも、特集にするにはちょっと数が足りなかったかなと思っているのだが、せっかく集めたのでこれから続けて掲載していきたいと思っている。

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by railwaylife | 2014-08-04 22:40 | | Comments(0)

桜2014

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 もう季節外れになってしまったが、なんていう断りはなしにして、これから今年の桜の特集を始めたい。このブログにはこのブログの季節がある。そしてその季節の進行は、作者である私の自在である。

 さて、この2014年の桜をいま振り返ってみて想うのは、例年以上に咲き散りがあっという間だったなあということである。

 そんな話をある人にしたら、そう思うのは貴方が忙しかった所為かもしれませんよ、と言われた。確かに、花の咲いていた年度替わりの時期はひどく忙しかった。

 それでも、桜花に異様な執着心のある私は、わずかな隙間を見つけては桜花のある風景をこまめに眺め、撮っておいた。その記録を、これから特集として掲載したい。

 ただ、桜特集と言っても、その合間に他の花の風景も入れ込んでいこうかと思っている。あまり桜ばかり続けていると、見て下さる方も、そして何より私自身が飽きてしまうかもしれない。

 そんなわけで、正確には桜咲く季節の風景特集を、これから載せていきたい。

by railwaylife | 2014-05-05 23:30 | | Comments(0)

一大事というほどでもなく

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 昨年の五月のこと、このブログには「一大事」という記事が掲載されている。

 何が一大事だったかというとそれは、そろそろ2012年の紫陽花が咲き出すというのに、まだ2011年の「あじさい列車」の風景がブログに載せ切れていないということであった。

 もし、2012年の紫陽花が咲き出してから2011年の「あじさい列車」の風景を載せたら、それが2011年のものだか2012年のものだかわからなくなってしまう。当時の私にはそんな焦りがあって、その後慌てて五月中に「あじさい列車2011」の残りの風景を掲載することとなった。それで何とか、2012年の紫陽花が咲く前に2011年のあじさいを載せ切ることができたものであった。

 さて、それからはや一年余りが経ち、今はもう2013年の紫陽花が咲いている季節である。

 だが私は、昨年2012年の「紫陽花列車」の風景をまだ一つも載せられていない。

 その原因は、一年前の「紫陽花列車2012イントロダクション」という記事に書かれている。私は2012年の「紫陽花列車」の風景を、それまでのようにぽつぽつと載せるのではなく、一気にまとめて載せたいと考えていた。

 そういうつもりで写真と文章をまとめていて、たしか昨年の7月末くらいには掲載の準備が一応整っていたと思う。だが、何となく掲載の機会を逸しているうち、季節は秋になり冬になり春になっていった。その間、何度か掲載しようかと思ったこともあったけれども、やはりどうも季節感がなくなってしまうような気がして、掲載を躊躇し続けてきた。そして一年後の今に至り、2013年の紫陽花も咲いてしまった。

 だが、今の私には、一年前のように「一大事だ」と焦る気持ちはない。むしろ、この時期まで「紫陽花列車2012」を取っておいて良かったと思っている。それはやはり、今の季節がこのシリーズを掲載するのに最もふさわしいと思うからである。

 もちろん、昨年憂えていたように、今掲載するとその風景が2012年のものだか2013年のものだかわからなくなってしまうところはある。でも、それはもう構わないと思っている。焦りを感じながら慌てて載せるよりはずっといい。

 それに、すでにもう2013年には見られない風景も中には含まれている。それらはいつ載せようが、まさに2012年の風景である。

 そんな「紫陽花列車2012」の風景の数々を、これからひとつひとつ大事に掲載していきたいと思う。

 ただ、このシリーズを始める前に、載せておくべき旅日記が一つだけある。これも「紫陽花列車2012」同様、長らく掲載の機を逸してきたものだが、紫陽花列車シリーズと深い関わりがあるものなので、この機会に掲載しておこうと思う。

by railwaylife | 2013-06-17 23:30 | | Comments(0)

花と線路

 花と列車という風景をよく見たり撮ったりしていて、このブログにもその写真を載せることが多いが、最近はそういう風景のある場所に行くと、花と線路という写真もよく撮っている。
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 列車は写っていないけれど、これも立派な鉄道風景写真であると思う。

 そもそも花と列車の写真はなかなか窮屈なものである。列車が来た瞬間を巧く捉えなければならないということはもちろん、車両の顔をうまいこと入れなくてはとか、列車の編成全部を入れなくてはとかいろいろ考えてしまい、どうしても撮り方に制約が出てきてしまう。

 その点、花と線路の風景は実に撮りやすい。撮り方の選択肢が多いし、タイミングを図る必要もない。

 それに、列車がやって来るまでの間の暇潰しにはちょうど良い。

 いや、暇潰しだなんて言い方が悪い。花と線路のある風景を眺めるのもなかなか楽しいことである。

by railwaylife | 2013-06-15 23:00 | | Comments(0)