夕景のシルエット

 鉄道のある夕景が好きで、夕暮れ時に時間さえあればその風景を見に行き、写真を撮ったりしている。

 もっともその撮影は文字通り下手の横好きであって、なかなか巧く撮れるものではない。そもそも夕景は被写体の中で明暗の差が大きいので、撮影対象としては難しいものだと思う。

 それでも、カメラの設定をいろいろと調べてみたり撮り方を工夫したり試行錯誤を続けている。そしてその撮影を楽しむようにしている。

 そんな中で最近思うのは、結局鉄道のある夕景の行き着くところは、こういう列車のシルエットの風景なのかな、ということである。
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 夕空のグラデーションを背に、列車のシルエットを黒く浮かび上がらせる。これが一番わかりやすい風景のような気がする。

 だから、こういうシルエットの風景を、今年はいろいろな場所で捉えられたらいいなあと思っている。


東京メトロ
9000系電車 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.1.5
# by railwaylife | 2019-01-19 23:15 | 東急目黒線 | Comments(0)

半々くらいと思いきや

 山手線の新型E235系は、みるみるうちに数を増やしてきている。

 今や旧型のE231系500番台と半々くらいになったのかなあとぼんやり考えていたが、調べてみるとすでにE235系の方が数が多くなっていた。これには驚いた。E235系とE231系500番台の比率は現在、6:4くらいになっている。

 こうなってくると、山手線に乗るときにはE231系500番台が来ないかなあなんて期待しちゃうのだろう。わざわざE231系500番台の運用を調べて写真を撮りに行ってしまうかもしれない。

 そんな自分が愚かしくも思えるけど、そのE231系500番台を見ておきたいという気持ちにかこつけて久々に山手線沿線をぶらぶら歩き、楽しんでみるのも面白いかな、なんて思ったりしている。
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JR東日本E231500番台電車 山手線品川駅~大崎駅にて 2019.1.6
# by railwaylife | 2019-01-17 22:00 | 山手線 | Comments(0)

小寒サンライズ

 二十四節気の一つ、小寒の日、早朝に東京へやって来る上り寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」を出迎えた。
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 一年で一番日の出が遅いこの時期、ちょうど日の出の時刻を過ぎたばかりの頃に寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は東京に現れる。まさにサンライズに「サンライズ」となる季節だ。

 ただそれは、一年で一番寒い時期でもある。この日も小寒とは言いながら、だいぶ冷え込んでいた。

 そのピンと張り詰めた冷気の中で、足元の八ツ山橋に一両一両が吸い込まれて行くのを見つめていると、この列車が貫いて来た凍てつく夜のことがふと想われた。


寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」 東海道本線品川駅~川崎駅にて
2019.1.6
# by railwaylife | 2019-01-16 22:40 | 寝台特急 | Comments(0)

見損ねた風景

 丸子の多摩川には足繁く通うようにしているが、昨年2018年の終わりはいろいろと忙しくて、その訪問の間がだいぶ空いてしまった。そして、ようやく年末に訪れたときにはすっかり川原の風景が変わってしまっていた。
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 ここの木々の葉が落ちるさまも、まったく見ることができなかった。

 いや、落葉はおろか、葉の色が染まってゆくさますら見られなかった。

 そのことが何とも悔しく思えたし、この場所に対して申し訳ないようにさえ思えた。

 今年は、葉の色が染まり、落ちてゆくのをじっくりと見られるようでありたい。


横浜高速鉄道
Y500系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2018.12.29
# by railwaylife | 2019-01-12 22:40 | Y500系 | Comments(0)

5扉車の終焉

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 東京メトロ日比谷線では現在、03系から13000系への置き換えが進んでいるが、すでに03系の5扉車はすべて13000系に置き換えられたそうだ。知らない間に、5扉車が消滅していた。

 混雑緩和の切り札として導入された多扉車であるが、ホームドアを設置する上でのネックとなり、日比谷線に限らずどの路線でも淘汰が進んでいる。今は混雑緩和より乗客の安全を大事にする時代である。もはや多扉車は無用の長物というわけである。

 日比谷線の5扉車にはけっこう乗る機会があったが、好きな車両であった。5扉車の何が良いかというと、扉が多い分、一両あたりのドア際の席が多かったことである。人は何かと端の席に座りたがるものである。その、端に座れる機会の多いことが5扉車のメリットであった。たしか始発の中目黒駅では5扉のうち3扉しか開かない仕組みになっていた。そこで、列に並んで5扉車に乗り込んだら、開いていない扉の際の席を目がけたものである。そんなことも、今では過去の思い出になってしまった。

 冒頭の写真は、だいぶ前に東横線の多摩川橋梁で捉えた03系5扉車である。

 せっかくの5扉車なんだから、それとわかるように撮ればいいものを、手前の夾竹桃がかかって扉の一部が隠れている。何でわざわざ扉を隠してしまったのだろうか。夾竹桃の花がたくさん咲いていればまだ良かったけれど、花はショボショボである。

 でも、こんなふうに5扉車を撮ったこともまた、私の思い出の一つである。


東京メトロ
03系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2012.9.16
# by railwaylife | 2019-01-09 00:00 | 東京メトロ | Comments(0)