春な忘れそ

 年始から多忙にしているうち、いつの間にか年度末になっていて、一段と忙しくなってきた。その所為でこのブログも、今月に入ってから放りっぱなしであった。

 だが、そうしている間にも季節は春へ向かって着実に進み、さまざまな花が咲き出している。多忙な日常の中にあると、そういう花の咲き散りさえ見逃してしまいそうだ。

 そんなことではいけない。

 この春も、移ろいゆく風景をしかと眺め、その変化を感じ、楽しみ、ありがたく想いたい。決して季節の変化を見逃してはならない。春を忘れてはならない。

 そんな強い想いを込めて今日、この風景を見送っていた。
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# by railwaylife | 2019-03-17 20:30 | 東京メトロ | Comments(0)

5300形の思い出

 都営浅草線の5300形は現在、後継の5500形に置き換えられつつある。

 たまにしか見ない車両なので、気付いたときには置き換えがけっこう進んでいたりするかもしれない。そこで、だいぶ早いのは承知で、この5300形の思い出を振り返っておきたいと思う。

 と言っても、この5300形にさほど多くの思い出があるわけでもない。都営浅草線はめったに乗らない路線である。それに、そもそも都営浅草線には他社線の車両が多く乗り入れて来ているので、この路線を利用しても必ずしも5300形に乗れるとは限らない。

 5300形はどちらかと言うと乗り入れ先の京急線で多く乗った気がする。エアポート急行として羽田空港まで乗り入れているから、空港へ行くときに良く乗る機会があった。ただ、せっかく京急線に乗るというのにこの都営の車両が来ると何となくがっかりしたものであった。

 あとはこの車両を京急線の横浜以南で目にすると、ずいぶんと違和感があるものであった。

 5300形の思い出と言うと、これくらいである。

 もうちょっと、思い出を作っておいた方が良いだろうか。
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都営
5300形電車 京急本線品川駅~北品川駅にて 2019.1.6
# by railwaylife | 2019-02-24 22:40 | 地下鉄 | Comments(0)

青各停・緑各停

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 青各停に、緑各停。

 東急大井町線を利用しない人には何のことかよくわからず、まるで赤パジャマ青パジャマ黄パジャマのような早口言葉にすら聞こえるかもしれない。

 いや、大井町線を利用する人でも、この青各停と緑各停の違いはごく一部の人にしか関係してこないことである。

 青各停というのは、始発の大井町から終着の溝の口までの間のすべての駅に停車する列車のことを指す。一方、緑各停というのは、田園都市線に乗り入れている二子玉川から溝の口の間で、途中の二子新地と高津に停まらない列車のことを指す。だから、その二駅で乗降しない利用客には両者の違いが影響しないことになる。

 もっとも、二駅を通過するしないで所要時間に多少の差はあるので、大井町から溝の口方面へ向かう電車ではこの識別は大事になってくると思う。とは言え、二子玉川までの間に下車してしまう利用客には不要な情報である。

 もっと不要なのは大井町方面へ向かう電車の場合である。二子玉川から先の区間では、青各停だろうが緑各停だろうが何の違いもない。前から不思議に思っていたのだが、この区間で各停の色の違いを表記する理由は何なのだろうか。最近ではご丁寧に各駅の案内表示でもその違いをフルカラーで鮮明に表している。それを見てせいぜいできることと言えば、緑各停なら「そうか、この電車は二子新地・高津の両駅には停まらず、複々線の内側を急行並みにすっ飛ばしてきたんだな」と想いを馳せるくらいだし、青各停なら「お、この電車は二子の橋梁上で田園都市線から大井町線への渡り線を通って来たんだな」と想ってみるくらいである。他に何か使いようがあるだろうか。

 いや、こんなことを考えているのはきっと私くらいなのだろう。他の利用客はみな、各停か急行かの識別ができれば良くて、各停が青でも緑でも気にならないのかもしれない。かえって各停の表示を他の色に統一したりしたら、その方が混乱してしまう可能性がある。

 だから私も、そっとしておくことにしよう。


東急
9000系電車(9002F) 東急大井町線二子玉川駅~二子新地駅にて 2018.11.19
# by railwaylife | 2019-02-17 18:00 | 東急9000系 | Comments(0)

立ち枯れの向こう

 こういう立ち枯れの草も、私にとっては花と同じように季節の変化を感じられる大事なアイテムである。
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 その立ち枯れの向こうを電車が往くのを見送り、この場所の冬という季節を改めて感じていた。


東京メトロ
10000系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.1.19
# by railwaylife | 2019-02-11 12:40 | 東京メトロ | Comments(0)

多摩川水運を想う

 中世という時代、現代の常識で考えるよりもずっと多くの物資が日本列島の中を行き交っていた。

 焼物もその一つである。

 それは、各地にある当時の遺跡の出土品からわかることである。

 例えば、尾張国常滑で作られた常滑大甕は、東京の多摩地域の府中、小金井、武蔵村山、多摩、八王子などの各市の遺跡から出土している。その分布は、ほとんどが多摩川の本流・支流域にあるのだという。

 これは、常滑大甕が多摩川の河川流通によって運ばれていたことを示している。常滑から太平洋を通って関東へやって来た大甕は品川湊に一旦運ばれ、そこから多摩川をさかのぼって多摩の各地域へ伝わったようだ。

 ということは、私が普段良く行くこの丸子あたりも、中世には常滑大甕を積んだ舟がさかのぼって行ったのだろう。
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 そんな舟が、この東急東横線・目黒線の橋梁をくぐって行くさまを想ってみた。


東急
5000系電車(5119F) 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.1.19
# by railwaylife | 2019-02-09 22:45 | 東急5000系列 | Comments(0)