目黒線地下化

 鉄道が好きだ。幼い頃から憧れを抱いてきて、それが未だに続いている。だからここでも、必然的にその話題が多くなるように思う。
 最も身近な鉄道といえば通勤路線である。私は通勤の一部に東急目黒線という路線を使用している。この路線のうち、不動前駅-洗足駅間が昨日より地下化された。私が利用しているのが不動前駅-大岡山駅間なので、その利用区間のほとんどが地下化されたことになる。
 この地下化工事はずいぶん前から行われていた。私が今の通勤経路を利用するようになったのは2003年4月からなのだが、それ以前の1998年4月から1999年2月にかけてもこの区間を通勤で利用していたことがあり、その頃から工事は始まっていた。そして、地上の状況だけを見ていると、工事は一向に進んでいないように感じられていた。しかし今年の5月頃、突如地下化の発表がなされ、ようやくこの日を迎えた。
 今日は地下化になってから初めての出勤である。多少ワクワクしながら大岡山駅で目黒線に乗り込んだ。洗足駅を過ぎると、ここからが新設の地下区間となる。電車が恐る恐る、地下へと入って行く。真新しいコンクリートの壁が車窓に続く。やがて心地よく速度が上がった。今までは殺風景な地上の工事区間をノロノロと走っていて、朝はそれが苦痛だったのだが、それに比べれば精神的にも良い。だが、この闇がいつか苦痛になる日が来るようにも思える。
 新設の西小山駅に着く。地上の駅をきれいにして、そのまま地下へ持ってきたような造りだ。西小山駅を出ると再び闇が続き、程なく武蔵小山駅に到着する。ここは2面4線の立派なホームが作られている。9月から始まる急行運転に備えての施設である。急行が各駅停車を追い抜くことができる。急行は不動前駅に停まらない予定なので、私はちょっと困っているのだが、ここで急行から各駅停車に乗り継ぐことができるかもしれない。それで通勤時間が短縮されることを願っている。
 地下化になっても、通勤客の反応はあまりない。一緒に通っている嫁も、ここまで普段通り読書をしていた。ようやく武蔵小山駅に着いて、地下化されたことに気付いたようだ。それも私が事前に知識を吹き込んでおいたからであろう。普通の人にとってみれば、今までと変わらず職場にたどり着ければ良いのであって、その経路上に多少の変化があっても何ということはない。物好きな私だけが、手にした新聞をちっとも読まないくらいに興奮している。
 武蔵小山駅を出た電車は勾配を上り、やがて地上に出る。すぐに不動前駅に着く。普段と変わらぬ駅のホームに降り立つ。そして普段通りの日常が始まった。
by railwaylife | 2006-07-03 22:18 | 東急目黒線 | Comments(0)
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