初詣に想う

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 日本人は初詣が大好きだ。

 とにかく良く並んでお参りをする。

 今年の三が日の間に、私が普段足繁く通ってお参りをしている神社の横をたまたま通りかかったら、初詣の参詣人の列が境内の外にまであふれていて驚いた。何でもその神社は最近良くテレビドラマのロケによく使われていて人気があるらしい。私は三が日が過ぎてからゆっくりとお参りさせてもらった。

 ところで、初詣というのは、その年になって初めて神社へ詣でることを言うのであるが、初めてがあるからにはその年のうちに二回目、三回目、四回目、五回目と何度も詣でる機会があるはずである。だが、初詣に行った多くの日本人が、その年のうちに同じ神社へ二回、三回と詣でることはほとんどないのではなかろうか。みな、初詣だけに熱心なのが私は不思議である。

 かく言う私はここ何年か、いくつかの決まった社に月に一度は詣でることにしている。これを月詣という。ただこれは、毎月必ずお参りしなければならないと思ってやっているものではない。月が変わると自然とお参りに行こうと思うようになっている。そういう気持ちは大事にしようと思っている。

 もちろん私は信仰心がそこまで篤いとは思わないし、ことさらに日本の神道だけを崇拝しているわけでもない。

 ただ、最近の世の中の出来事を見るにつけ一つだけ言いたいのは、今の日本人はもう少し身近な神様を大事に想った方がいいんじゃないかな、ということである。

by railwaylife | 2020-01-06 23:50 | 東京メトロ | Comments(0)
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