後継発表

 3月末に発表された東京メトロの中期経営計画「東京メトロプラン2021」によると、2020年度から有楽町線・副都心線に新型17000系電車を導入する予定だという。これでいよいよ古参の7000系が置き換えられることになる。

 普段から副都心線・東急東横線で7000系をよく利用しその古さを知っている身からすると、7000系の置き換えは時間の問題だと思っていた。だから、この17000系導入の発表に驚きはない。

 ただ、いざ17000系の導入や7000系の淘汰が始まったら、落ち着かなくなるんだろうなと思っている。

 17000系の甲種輸送の話に始まり、どこで試運転が始まっただの、初めて東横線に乗り入れただの、営業運転はいつから始まるだの、そんなことがずっと気になるのだろう。そして今度は、7000系のどの編成が運用を離脱しただの、ドアの窓が小さい編成はもういなくなっただの、扇風機のある編成はもうないだの、そんなことも気になるのだろう。しまいには7000系の運用を調べ出して、最後の一編成だとか言って追いかけ回すのだろう。

 そんなふうにして車両の置き換えに躍らされる自分が、今は愚かしいと思う。

 でも、東横線と副都心線の直通運転が始まって以来ずっと7000系を利用してきたのだから、その最後までしっかりと見届けられるようでありたいなとも思う。

 何にせよ、今からこの車両と出会う機会の一つ一つを、大事にしていきたいとは思っている。
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東京メトロ
7000系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2019.4.29
by railwaylife | 2019-05-06 23:25 | 東京メトロ | Comments(0)
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