さらば歌舞伎

 東急7700系の「歌舞伎」という通称はあまり好きではなかった。

 一部編成の前面の塗り分けが歌舞伎の隈取に似ているのがその名の由来とされているが、それで「歌舞伎」と呼ぶのは安直な気がしていた。だったら、隈取をする役で有名なのをこの編成の愛称にしたら良かったのではないかと思った。

 とは言え、隈取をしている役を具体的に挙げられるかというとなかなか難しい。するとやはり、通称としては「歌舞伎」で良かったのかもしれない。隈取のデザインは、歌舞伎という文化のシンボルの一つでもある。


 そんな「歌舞伎」の編成も、ついに東急線の運用から引退したということだったので、昨日最後の見納めをしてきた。
f0113552_22164476.jpg
 今後は岐阜の養老鉄道に譲渡される。すでに譲渡済みのもう一編成の「歌舞伎」とこの編成のどちらかは帯の色が緑色に塗り替えられ「緑歌舞伎」と呼ばれるそうだ。残りの一編成はこの色のままで「赤歌舞伎」と呼ばれるという。東急では通称だった「歌舞伎」が、養老鉄道では正式なデザイン名となるようだ。

 そんな「赤歌舞伎」「緑歌舞伎」をいつか訪ね、再会を果たしたいものである。


東急
7700系電車(7912F) 東急電鉄長津田車両工場にて 2018.9.23
by railwaylife | 2018-09-24 22:30 | 東急7600・7700系 | Comments(0)
<< EF5861の展示 いつか九州新幹線で >>