209系500番台の存在

 今年の東京総合車両センターの車両展示には、錚々たる面々が並んでいた。

 数年ぶりに姿を現したEF58形61号機、そのEF58形61号機と同じくお召し列車の牽引機の実績を持つEF81形81号機、そして先頃茶色の塗装に化粧直しされたEF64形1052号機である。いずれも話題の電気機関車であった。

 そんな面々の横に「電車代表」ということなのか、209系500番台電車がポツンと停まっていた。
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 長く中央・総武緩行線で活躍してきたこの形式であるが、山手線へ新型E235系が投入されたことにより中央・総武緩行線に転属してきたE231系500番台に押し出されるようにして、武蔵野線や川越・八高線へ転出する編成が多くなっているようだ。今やこの黄色の帯の編成は数えるほどしかいないらしい。それらもいずれ、他線へ転属して行くのだろう。

 だから、この黄色の帯の編成は見納めという意味で、ここに並んでいたのかもしれない。


JR東日本209500番台電車 東京総合車両センターにて 2018.8.25
by railwaylife | 2018-08-30 23:35 | 中央本線 | Comments(0)
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