房総半島内のJR特急列車は残念ながら今や、すっかり凋落してしまった。
半島内の道路網整備の影響などにより利用客が年々減り、多くの列車は本数の削減や区間短縮を余儀なくされた。
この内房線の特急「さざなみ」も例外ではない。
房総半島の交通網において、JRの特急列車はまさに「さざなみ」のような小さな存在になってしまったと言える。
安価な割引切符や回数券を発売する、魅力たっぷりの車両を導入する、他路線とのタイアップを図るなど、いろいろと打つ手はあると思う。
いつかこの「さざなみ」がまた、房総半島の交通網の大波となり、たくさんの人を乗せるような列車になってほしいと願っている。
JR東日本E257系500番台電車
特急「さざなみ」83号 内房線五井駅にて 2015.8.7