黄色を追って

 東上線の風景を見て回った日、結局熱心に追いかけたのは東急5050系の「黄色い電車」であった。

 やはり、身近にある電車がちょっと遠くの見知らぬ風景の中を走っているということが、何とも面白いものであった。

 そんな「黄色い電車」の風景を見送ったところで、今回は東上線沿線を後にすることとなった。
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 いま思えば、この電車に乗って帰れば良かったなという気もする。

 結局、往きと同様、小竹向原駅で乗り換え東横線まで戻った。

 小竹向原駅から乗ったのは急行電車だったので、渋谷駅まではあっという間に感じられた。それで、東武線も西武線も、思っていたより近い気がした。実際に乗りに行ったことで、感覚的にも距離が縮まったということもあるのだろう。


東急
5050系電車(4110F) 東武東上線和光市駅~朝霞駅にて 2015.5.31
by railwaylife | 2015-07-31 23:30 | 東急5000系列 | Comments(2)
Commented by 碑文谷太郎 at 2015-08-02 10:39 x
 こんにちは。
 「身近にある電車が見知らぬ風景の中を走っている」のをご覧になって面白く感じたお気持ち、よく分かります。私の場合、「身近にある電車が見慣れた風景の中を走っている」ことで、随分と違和感を楽しんだ経験があります。「身近にある電車が見慣れた風景の中を走っている」って当たり前ですよ。と言われそうですが、東武伊勢崎線(見慣れた風景)に直通を開始した頃の東急8500系(身近にあった電車)や、JR山手(貨物)線を走る東武100系スペーシアのことなんです。と申し上げれば、「なるほど」とご理解いただけるのではないでしょうか。
 東武ファンにとって見慣れた風景の伊勢崎線に、以前の仕事で携わっていた東急8500系。どちらも私にとって身近だったのですが、組み合わせに「違うでしょ!」ということが発生したのです。楽しかったですね。
 あの頃は、東武ファンなのに東武伊勢崎線内で東武車を見送り、東急8500系を待って乗ったりしたものです。東急線内では東武車を、東武線内では東急車に乗るのが楽しかったですね。
 東急東横線は以前と比べ、だいぶ風景が変わりましたが、中目黒から田園調布手前あたりまでは、昔利用していた頃の雰囲気が残っています。見慣れた(といいますか、懐かしい)風景の中を走る東武車の違和感を私ももう少し楽しみたいと思います。
Commented by railwaylife at 2015-08-02 23:03
碑文谷太郎さま、こんばんは。
コメントありがとうございます。

「身近にある電車が見慣れた風景の中を走っている」違和感のお話、なるほどと思いました。私にもそういう違和感がないものかといろいろ考えてみたのですが、なかなか見つからなかったです。もしかしたら「身近にある電車が見慣れた風景の中を走っている」違和感は、「身近にある電車が見知らぬ風景の中を走っている」違和感よりも大きいかもしれませんね。
 私はしばらくの間、身近な東急の車両が見知らぬ東武東上線の風景の中を走っている違和感、そして見慣れた風景の中に東武の車両が走っている違和感を楽しんでいきたいと思っております。また機会があれば東上線沿線を訪れたいです。
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