鎌倉道を往く 京王編

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 上北沢駅の新宿寄りにある踏切で京王線を横切っている道は、かつての鎌倉街道であるという。

 踏切のすぐ北側を通る甲州街道には「鎌倉街道入口」という名の交差点もある。

 その交差点で甲州街道を横切る道は北へたどって行くと神田川に行き会うが、そこに架かる橋をその名も「鎌倉橋」という。江戸時代の地誌『武蔵名勝図絵』には「鎌倉街道ゆえ鎌倉橋」と記されているという。

 道はさらに大宮八幡宮、中野方面へ続いていたそうだ。

 一方、踏切の南側をたどって行くと、粕谷、祖師谷、そして登戸方面へ通じていたという。

 鎌倉街道といえば、大きく上道、中道、下道の三つに分けられるが、この鎌倉街道は位置的には上道と中道の間に当たる。両者を繋ぐ間道のような存在だったのだろうか。


京王
7000系電車 京王線桜上水駅~上北沢駅にて 2014.10.11
by railwaylife | 2015-01-28 23:50 | 京王 | Comments(0)
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