桜上水駅は、付近を流れる玉川上水沿いに桜並木があったことから名付けられたそうだが、以前は「京王車庫前」そして「北沢車庫前」という駅名で、文字通り車庫のあったところである。一時期は車両工場もあり、いくつもの電留線を覆う大きなドーム屋根があったそうだ。
それが、京王線の発展とともに車両数や編成の長さが大きくなるにつれ手狭となり、工場と車両基地の機能は相模原線の若葉台駅へと移転していった。今は名残として何本かの電留線が残るのみである。
それでも駅の構内は広く、この駅の周辺では空も広く見える。
その開放感が心地良い。
この駅が高架化されたら、どんな眺めになるのだろう。
やはり、電留線は何本か残るのだろうか。
ところで、この桜上水駅も、となりの下高井戸駅も、近年になって立派な橋上駅舎が出来上がっている。線路を高架化するとなると、それらの駅舎はどうなってしまうのだろうか。
京王
7000系電車 京王線桜上水駅~上北沢駅にて 2014.10.11