南栗橋ゆき

 今月のダイヤ改正での東京メトロ日比谷線に関する大きな変化と言えば、東急東横線との直通電車がなくなるということがあるが、もうひとつ大きな変化がある。 それは、東武伊勢崎線への乗り入れ区間が東武動物公園から南栗橋まで延びることである。

 このことで、私の通勤経路の途中にある中目黒駅でも「南栗橋」という行先を掲げた東武電車を目にすることになるのだろう。副都心線直通の東横線の電車が「川越市」とか「森林公園」とか「所沢」とか「飯能」いった行先を掲げるのも合わせれば、中目黒駅では何とも多彩な行先表示が見られることになる。

 もっとも、それらの行先まで電車一本で行くことがあるかどうかはわからない。

 ただ、南栗橋という行先を考えたとき、そこからふと想起されることがあった。

 それは「ワシクリ」である。

 この「ワシクリ」とは、東北本線の栗橋-東鷲宮間を指す。ここの区間に東北本線を撮影する名所があるということで、ファンの間でそう呼びならわされている。私も一度行ってみたことがある。有名撮影地では撮らなかったが、沿線はのどかなところで、ぶらぶらしていても実に心地の良いところであった。

 その「ワシウリ」に行くには、南栗橋からもう一駅東武電車に揺られればいい。そこが栗橋駅である。

 いつか中目黒発の南栗橋ゆきを使って、のんびりと「ワシクリ」まで出かけてみたいものだ。

 そんな、ささやかな夢ができた。
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東武
20000系電車 東京メトロ日比谷線中目黒駅にて 2013.1.13
by railwaylife | 2013-03-02 23:30 | 東武 | Comments(0)
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