みどりを追って

 今月半ばから走り出した「みどりの山手線ラッピングトレイン」は、私にとってさほど興味を引くものではなかった。

 ただ、日常利用している路線を走る車両なので、そのうち目にすることもあるだろうし、機会があったら写真も撮れればいいなとは思っていた。何せ一年近く走るのだから、そういうチャンスはいくらでもある気がした。何も焦る必要はないと思っていた。

 だが、実際に走り出してみると、けっこう気になってその運用をこまめにチェックするようになった。そして何度か見に行ったりもした。

 もっとも、この車両を見るためだけに出かけようということまではしていない。日常の中で山手線を利用するとき、うまく時間が合えばどこかで見送ろうというくらいなものである。でも、そういう限られた条件の中で、この車両をどこで見送りどうやって撮ろうかなどと考えるのはなかなか楽しいことになってきた。

 何故、そんなにもこの車両が気になるようになったのか。

 それは、外装に懐かしさを感じているからではない。

 残念ながら、この「みどりの山手線ラッピングトレイン」から昔の103系電車を想起することは私には難しい。やっぱりちょっと違うなあという気がする。

 でも、普段はステンレスの車体の電車ばかりが行き交うこの路線にあって、みどりの電車が往く姿はその風景を一変させることになる。それを見てみたいと強く想うようになった。

 ただ、もっと言えば、別にそのみどりの車体が巧く際立つような風景が見られなくてもいいと思っている。
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 さらに極端に言えば、みどりの電車が見られなくたっていいと思っている。
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 この電車を見に行こうという気持ちをきっかけにして「山手線の風景」が一つでも多く見られれば、車両が何であれ私にとっては何よりのことだからである。


山手線
E231500番台電車 山手線目白駅~池袋駅にて 2013.1.26
by railwaylife | 2013-01-31 23:50 | 山手線 | Comments(0)
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