春近し、みたいな風景

 日中の高い日差しが、白い雪を解かしてゆく。そして、土の色が見え始める。



 雪国であれば、まさに春近しという風景だろう。

 しかし、東京ではそうとは限らない。積もった雪はふつう、数日で解けて消えてしまうからである。一週間経ってもまだ残っているなんていう方がおかしいくらいだ。

 そして、街から白いものが完全に消え、雪が降ったという人々の記憶も薄らいだ頃にまた雪が降ったりする。そんな繰り返しが、ひと冬に何度かある。

 だから、一度雪が解けたからと言って、すぐに春になるものではない。

 それはよくわかっているけれども、冒頭に書いたような場面を目にしてみると、何だか春の暖かさが感じられてきたものであった。
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東急
5050系電車 東急東横線自由が丘駅~田園調布駅にて 2013.1.19
by railwaylife | 2013-01-26 22:35 | 東急5000系列 | Comments(0)
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