明暗のある風景

 明暗の差が大きい風景は、被写体には向いていないと思う。明るいところ、暗いところ、その両方を活かして写真を撮ることが難しいからである。ちょっと物騒な言い方になるが、明を生かせば暗が死ぬ。暗を生かせば明が死ぬ。それで、自分の目で実際に見ている風景と写真に捉えられた風景には明らかに差ができてしまう。

 でも、私はそういう明暗の差の大きい風景が好きだ。だから、そんな風景を試行錯誤しながら捉え、どうにか自分が見ているままの風景を写真に残せないものかと腐心している。

 そんな作業がまた、私には楽しかったりするものである。
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埼京線
205系電車 山手貨物線恵比寿駅~渋谷駅にて 2012.12.16
by railwaylife | 2013-01-14 20:50 | 205系 | Comments(0)
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