秋めいて251

 今朝、家を出てすぐ、空に秋らしい千切れ雲が浮かんでいるのに気付いた。

 ただ、いわし雲とかうろこ雲と言うほど、整然としたものではなかった。でも、空に秋らしさを感じるには十分な眺めであった。

 通勤の道すがら、その雲を追ううち、ある場所へたどり着いた。

 その場所で、思い入れのある車両が秋めく風景を作り出すのを待った。

 季節を先取る、あるいは次の季節を待ち焦がれるなどというのは、あまりいいことじゃないんじゃないか、なんて最近は思ったりしている。いつかではなく、今を生きたいと思うからである。

 でも、やがて来るいつかを想うことは希望でもある。そのときまで生きようとするからである。

 だから、秋を想い、秋を待つのも悪くはない。

 同じように、今いる場所ではないどこかを想うのも悪くない。いつかそのどこかへ行くまで生きようとするからである。

 それで、新宿から折り返し特急「スーパービュー踊り子」となり東海道本線を下るこの車両の行く手に、私は想いを馳せた。
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 相模湾の上に広がる空も、もう秋めいているだろうか。


251系「おはようライナー新宿」26号 山手貨物線渋谷駅~新宿駅にて 2012.8.17
by railwaylife | 2012-08-17 23:15 | 251系 | Comments(0)
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