日没多摩川

 夕日というものは、いつも地平に沈むとは限らない。

 もちろん、街中であればビルの群れに沈むし、京都のように西に山並があれば山の端に沈む。

 だが、ここで言いたいのはそういうことではなくて、雲に沈むこともけっこうあるということである。

 ちょうど日が沈んでいく位置に雲が出ていることなんてざらにある。だから、その雲に夕日が吸い込まれ、それっきりおしまいなんていう夕景もよくあることだ。

 そんなとき、今日は日没が見られなかったなんてがっかりすることはない。雲に沈むさまを楽しめばいいだけだ。本当の日没時刻よりはちょっと早くなるけれど、地平に日が沈むのを楽しむのと同じ心地で、雲に日が沈む風景を眺めればいい。



 たまたま多摩川でこの夕景を目にしたとき、そんなことを考えていた。
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東急
5050系電車 東急東横線多摩川駅~新丸子駅にて 2012.6.29
by railwaylife | 2012-07-12 22:07 | 東急5000系列 | Comments(0)
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