新生あさぎり

 登場して二ヵ月以上も経つから、もはや目新しさもないのかもしれないが、私としては初めて目にしたので、今までとまったく違う新鮮な印象があった。



 60000形MSEとなった小田急の特急「あさぎり」である。
新生あさぎり_f0113552_958334.jpg

 以前よりずいぶん短くなったな、という印象がまずあったが、実際にはダイヤ改正前までの20000形RSEや371系の7両編成よりもわずか1両少ない6両編成であった。

 でもそう感じたのは、最後尾が非貫通型の平面顔で尻切れトンボみたいになっていて、何となく締まりがないからだろうか。

 そんな印象のあった新生「あさぎり」であるが、この鮮やかな車体が御殿場線の山間に分け入ってゆく風景もいつか眺めに行ってみたいなとも思いながら、その姿を見送っていた。


小田急
60000形電車
「あさぎり」
3号 小田急小田原線和泉多摩川駅~登戸駅にて 2012.5.19
by railwaylife | 2012-05-26 10:02 | 小田急 | Comments(2)
Commented by HERO at 2012-05-26 19:24 x
こんばんは。
1両少なくなっただけなのに随分短く感じるのは、2階建車両がなくなったせいもあるかも知れません。
更に仰る通り「尻切れトンボ」になって、編成美も今ひとつです。
しかしながら、この「フェルメールブルー」は千代田線内は勿論濃い緑の中でも映え、文字通り「マルチ」プレーヤーだと思います。
一時は長い伝統を持つ小田急の御殿場線乗入れが終止符を打つかと思いましたが、JR~私鉄の運転形態は珍しいのでとにかく存続したことをよしとします。
Commented by railwaylife at 2012-05-26 23:22
HEROさま、こんばんは。
コメントありがとうございます。

なるほど、車両の数が減っただけではなく、編成の凹凸がなくなったのも短く見える原因だったのですね。シンプルになった「あさぎり」はある意味スマートではありますが、やはり今までの容姿に比べると素っ気ないですね。

ただ、MSEのブルーはたしかに美しいですね。そして、小田急~JR直通の列車が残ったというのも、たしかにありがたいことですね。

なかなか見に行く機会がない列車ですが、「あさぎり」には今後も注目していきたいと思っています。
<< 桃太郎と空 新しいまち >>