つづきの風景

 桜の名所として訪れた東海道本線米神踏切で列車を待っていると、EF210形桃太郎牽引の貨物列車がやって来た。
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 時間帯からして3075列車であった。所定ではEF66形牽引のはずの列車なのだが、こうしてEF210形による代走もあるのだろう。

 その3075列車は、渋谷など日常風景の中でよく眺めている山手貨物線の3086列車の続きである。新鶴見で機関車が交代し、列車番号も変わってしまうものの、運ばれている荷は同じであるし、列車としてもひと続きであると言える。だから、こうして3075列車を眺めるということは、普段見ている3086列車の続きの風景がどうなっているかを知ることでもある。

 そんな続きの風景に、相模の海と桜がある。この上なく嬉しいことであった。

 ところで、青い車体のこのEF210形桃太郎は、こうして見てみると桜によく似合うなという気がしてきた。機関車の青が桜を引き立て、また桜色が機関車を引き立てる。

 そんな取り合わせの妙に気付いたときでもあった。


相模の旅2012桜」にて
EF210-159号機牽引3075列車 東海道本線早川駅~根府川駅にて 2012.4.9
by railwaylife | 2012-05-02 07:30 | 貨物列車 | Comments(0)
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