花見3000系

 地元を走る一番身近な鉄道として、東急電鉄の車両はこのブログに最もよく登場する。



 その東急電鉄にはさまざまな車両が走っているのだが、中でもこのブログへの登場回数の最も少ないのが3000系という車両ではないかと思う。

 運転されている線区が目黒線に限定されているということはあるものの、そんなに編成数が少ないわけではないはずである。だから、自宅からそう遠くない目黒線の風景を時々見に行ったりすれば何度も見られそうであるが、あまり顔を合わせない。目黒線に電車が来るのを待っていると、だいたいは地下鉄からの乗り入れ車両が現れる。特に都営三田線の6300系などは本当によく目にする。そして、ようやく東急の車両がやって来たかと思うと、5080系だったりする。



 そういうわけで滅多にお目にかかれない3000系なのだが、先日多摩川へ桜越しの東横線と目黒線を眺めに行ったら、何本か電車を見送るうちに3000系が静々と現れた。
花見3000系_f0113552_20532639.jpg

 今年の春は、東急に限らずさまざまな車両を桜越しに見送ることができたが、この3000系の桜風景もしかと見ておけと言わんばかりに、電車はゆっくりと花の向こうを駆けて行ったものである。


東急
3000系電車(3001F) 東急目黒線多摩川駅~新丸子駅にて 2012.4.13
by railwaylife | 2012-04-19 22:51 | 東急目黒線 | Comments(0)
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