以前に「たそがれ急行」と題し夕暮れ時に眺めた大井町線の急行電車の風景について想いを綴ったことがあったが、その急行電車を見送ったのは年の瀬の冬至も近い時期で、日の入りは16時30分過ぎのことだったと思う。
それから三ヵ月が経ち、春分も過ぎたいまは日の入り時刻が18時に及ぼうかというところまで来ている。
それで、18時を過ぎても空にはまだ明るみが残るようになり、大井町線の「たそがれ急行」が見られる時刻も遅くなってきた。
今年はいつまでも寒いので、気温が低いのにこうして遅い時間まで日が暮れないと何だか違和感がある。
だが、季節の変化は気温の変化だけではない。太陽の動きも季節感である。そこに、春をいっぱいに感じればいいと思う。
東急
6000系電車 東急大井町線二子玉川駅~二子新地駅にて 2012.3.25