多摩川の川原に、なぜかヤシの木らしきものがあった。
そんなヤシの木らしきもの越しに新幹線を捉えたら、南国っぽい風景になるかななんて思ってやってみた。
でも、思ったよりぱっとしない風景であったので、何だかそれがおかしかった。
ところで、この木越しにちょうど現れたのはN700系であった。そのN700系の往く風景が南国っぽくなったら、と思ったわけだが、考えてみるとこのN700系は、番台こそ違えど本当に南国薩摩まで走っている。山陽・九州新幹線直通の「さくら」「みずほ」としてである。
そのことに想いが至ると、実はN700系は新幹線車両の中でも一番活動範囲の広い車両なのだということに改めて気付かされた。
それで、この線路のはるか先にある南国薩摩の風景を想ってみた。
新幹線N700系電車
「のぞみ」226号 東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて
2012.1.15