RSEの風景

 一度も乗ることなく小田急線から去ってしまいそうな20000形RSEであるが、その車両が小田急線を往く風景もこのブログにも遺しておきたい気がした。最近妙に気になる小田急線のことだからである。

 そう思ったのなら、RSE「はこね」を追って小田原近くまで出向き、広い田園風景の中や、酒匂川あたりでこの車両の往く風景を見に行けばよさそうなものである。その方が「絵」になるからである。

 でも、そこまでこの車両に執着することはできず、結局は手近なところで見送ることになった。



 だから、都会を脱け出せていないRSEという図になってしまった。
RSEの風景_f0113552_2365458.jpg

 でも、私にとって身近な小田急線の風景の中にも、RSE20000形という車両が在ったということを示すものにはなった。

 そしてそんな風景が、実は一番大切なんじゃないかと思ったりした。


小田急
20000形電車 小田急小田原線参宮橋駅~代々木八幡駅にて 2012.1.22
by railwaylife | 2012-02-20 23:10 | 小田急 | Comments(2)
Commented by HERO at 2012-02-26 20:23 x
こんばんは。
小田急の駅で掲示されているロマンスカーのポスターは、渋沢-新松田間、小田急線内でも最も「秘境」のようなスポットで撮られたものが多いです。
しかしながら、観光地へ行く列車→当然都会を脱出する需要がなければ成り立たない訳で、都会を脱出する「高揚感」が感じられます。だからこそ、日常の姿の記録の積み重ねは後になって価値が出てくると思います。
Commented by railwaylife at 2012-02-26 23:27
HEROさま、こんばんは。
コメントありがとうございます。

渋沢-新松田間といえば、記憶にかすかにあるのは、線路が渓谷と絡むような区間でしょうか。たしかに「秘境」ですね。

新宿という都会を発車したロマンスカーがその秘境につながっている、だからこそロマンスカーに憧れや想いを込められるのでしょうね。

実は先日、300系を追って小田原まで行ったとき、小田急線の「その先の風景」も目にすることができました。普段新宿あたりで見ている小田急線がこういうところまでつながっているんだなあと改めて認識することができ、一層この路線への想いが強くなったように感じております。
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