多摩川にて 2011

 2011年5月8日日曜日、ゴールデンウィーク最後の日の夕方、多摩川へ新幹線を眺めに行った。

 さして遠くへも出かけなかったこの連休、遠くへ行く列車、遠くから来る列車を見て、その疼く旅心を鎮めようとしたのであろう。

 東急多摩川線の沼部駅で電車を降り、河川敷にたどり着くと、私はあることに気付いた。それは、去年のゴールデンウィークもここへ来て、新幹線を見送っていたな、ということである。そのときのことは、このブログの「多摩川にて」という記事も書いてあるが、すっかり忘れていた。

 何故それを思い出したかと言えば、一年前に来たときと同じ花が、河川敷の堤の上に咲き乱れていたからである。
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 その花を見て、一年前のことを思い出した私は、時の流れの早さを想った。

 そして、一年経っても名前を知らないその花越しに、一年前と同じように、新幹線を見送っていた。一年前と同じように、はるか西へと旅立つ日を想いながらである。
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東海道新幹線品川駅~新横浜駅にて 2011.5.8

by railwaylife | 2011-05-13 23:55 | 新幹線 | Comments(0)
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