山手貨物線の251系

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 特急「スーパービュー踊り子」として伊豆へ向かう251系は、あの、相模の海を見ながら走る車両だ。


 その251系が、私の日常である渋谷・新宿といふ場所を山手貨物線で駆け抜けてゆくのは、私が相模の海を想う為である。


 私の好きな、相模の海の車窓を、私が想う為に、251系は駆けてゆく。


 私が日本一の車窓だと想う、相模の海の車窓を、私が想う為に、251系は駆けてゆく。


 屋根に向かって湾曲した広い車窓に映る、青い青い海を私が想う為に、251系は、私の日常を駆けてゆく。






 また、相模の海を見に行きたいな。
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 そろそろ花も咲くだろう。
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251系電車 山手貨物線恵比寿駅~渋谷駅にて 2011.2.12

by railwaylife | 2011-02-24 08:02 | 251系 | Comments(2)
Commented by HERO at 2011-02-26 20:15 x
こんばんは。

相模湾の風景は、かの宮脇俊三さんが絶賛していました。
東京から近いせいか、青海川や笹川流れほど注目されていませんが、私も絶景だと思います。

東京発の九州ブルトレが健在だった頃は、日が高いうちに発車する「さくら」「はやぶさ」などは、「逆トワイライトエクスプレス」という感じでした。

味わいのある列車が少なくなったのが、唯一残念です。
Commented by railwaylife at 2011-02-26 22:58
HERO様こんばんは。

相模の海への想いにコメントをいただき、嬉しく思います。

相模の海のいいところは、東京からこんなに近いところにこんな風景がある、ということではないかと思っています。宮脇さんもそういうことを書いていらしゃったように記憶しています。

たそがれの海を見ながら西へ向かう寝台特急、朝日に染まる海を見ながら東京へ急ぐ寝台特急、そんな姿に私はずっと憧れを抱いていました。

「トワイライトエクスプレス」の日本海の眺めには及ばないかもしれませんが、いつかまた夕刻の東京駅を旅立つ寝台特急ができたとして、その食堂車でワインでも傾けながら相模の海の夕景を眺められる日が来たらいいな、なんて思っています。
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