新春の空

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 新春の青空は、高く澄んでいる気がする。

 正月休みで、都内を走る車の量が減るからであろうか。人々の活動が止まるからであろうか。いや、最近は年中無休のコンビニや、元日から営業するスーパーも多いから、必ずしもそうとは言えない。店で物が売られているということは、物流が動いていることにもなる。店が開いていれば、人々の活動も止まらない。

 新春の空が澄んで見えるのは、たぶん気持ちの所為だろう。年が改まり気分も改まり、自分自身が晴れ晴れとしているからである。そして、始まったばかりの新しい年に対する印象はまだ、その空のように少しも汚れがない。

 しかし、これから日を経るに従い、日常の出来事の中でこの年の印象は、どんどんと汚れていってしまう。新春の空のように澄んでいた心も、どんどんと汚れていってしまう。それは、ある意味で仕方のないことではある。

 でも、そんな日々の中でも、この2011年の空の下で、少しでも多くいいことがあるようにと、今は祈っている。そして、少しでも多くのいい風景が見られるようにと、今は祈っている。


新春の空の下で見る9000系
東急9000系電車(9001F) 東急東横線自由が丘駅にて 2011.1.2

by railwaylife | 2011-01-02 23:59 | 東急9000系 | Comments(0)
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