西武新宿線の日々

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 来月初めから勤務地が移転することになり、通勤に利用する路線も変わることになった。今までは東急東横線・JR山手線・西武新宿線を利用していたが、これからは東急東横線・JR山手線・JR中央線を利用することになる。そのため、西武新宿線にはもう乗らなくなる。

 通勤に西武新宿線を利用し始めたのは半年前のことであったが、その間にすっかりこの路線での通勤には慣れた。これまで何の関わりもなく、ほとんど乗ったことのなかった西武新宿線が、最近では生活の一部になっていたと言っても良い。

 そんな西武新宿線で通勤するのは、一昨日の金曜日が最後であったが、仕事帰りの電車で、降車駅の高田馬場に着いたときには、何となく寂しい気がしたものである。それなりに、愛着を感じていたのだと思う。

 振り返ってみると、西武新宿線には列車種別と車種が多く、それが通勤の楽しみでもあった。今度はどんな車両が来るのかという期待感があった。車種でいうと、2000系に6000系、20000系に30000系があって、それぞれに特徴のある車両であった。特に2000系は、以前にも書いたように、車両ごとに細かな相違点があって、それをチェックするのも楽しかった。また、稀に3000系や101系といった旧型の3ドア車が来ることもあり、それはそれで興味深かった。これらの車両は、私が幼い頃には「西武の顔」という感じで、それだけに懐かしい思いがした。

 ただ、毎日のように利用していても、車窓風景はあまり楽しむことがなかった。行きは通勤ラッシュと逆方向で毎回座れるため、ついつい居眠りしてしまい、帰りはすでに日が暮れていて外は真っ暗であった。そのため、沿線の車窓風景というものに、あまり印象がない。それについては、もったいないことをしたと思う。
 
 だから今度、通勤とは関係なしに西武新宿線を利用して、ゆっくりと車窓を楽しんでみたいと思う。また、特急「小江戸」号にも乗ってみたいものである。通勤で利用した路線を特急列車から眺めてみると、また違ったものが見えてくるかもしれない。

 通勤での利用は終わってしまったけれども、西武新宿線は私にとって少し特別な存在になった。だから、これからも注目していきたいと思う。


西武新宿線2000系 西武新宿線沼袋駅にて 2010.1.28



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by railwaylife | 2010-01-31 12:17 | 生活 | Comments(2)
Commented by やままさ鉄 at 2010-03-18 20:43 x
お疲れ様です。
もう20年も経ちますが、勤務先が東伏見から10分ほどだったので、3年間西武新宿線を利用してました。
営団の東西線が「各駅」と「快速」しかなかったので、あの種別の多さには???でした。
当時は高田馬場以外はすべて、地平ホームだったと思います。
プロレスラーのキラー・カーンさんがよく乗ってました。

主力の2000系の前パンがカッコいいとおもいつつ、400の切り妻も良かったなぁなんて。
西武電車独特の、座席の奥行きが狭いシートが懐かしいです。

東伏見駅の近くの焼き鳥屋(鳥金さん)に、また行ってみたいです。
Commented by railwaylife at 2010-03-19 22:00
やままさ鉄様、私にとっても西武新宿線での通勤は、貴重な体験でした。列車種別も含めて、西武線には独特のものがありますね。

ただ、西武新宿線を利用しなくなってまだ二ヵ月も経たないのに、通勤で利用していた日々がだいぶ前のことのように思えます。

2000系の前パンは確かに格好良いですよね。
前パンの車両を見ることができた日は嬉しくなりました。
ただ、今ではほとんどがシングルアームパンタになっています。
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