たそがれ京都駅

たそがれ京都駅_f0113552_23485951.jpg

たそがれ京都駅_f0113552_23493126.jpg

たそがれ京都駅_f0113552_2350467.jpg

たそがれ京都駅_f0113552_23504390.jpg

たそがれ京都駅_f0113552_23511823.jpg

たそがれ京都駅_f0113552_23514561.jpg

 11月21日に京都・伊勢の旅で妻と京都を訪れた際、夕方だけは別行動になった。妻が着物の着付教室へ行く予定だったからである。その間、時間を潰さなければならなくなった私は、何をしていようかといろいろ考えた。時期的に紅葉の寺でも巡りたいところであったが、日が暮れかかった時刻だけに、拝観時間も過ぎている。ならば、梅小路へ蒸気機関車に会いに行こうかと思ったが、こちらも閉館時間を過ぎた後のことだった。

 そこで私は京都駅へ戻り、在来線のホームに発着する特急列車をひたすら見送ることにした。

 京都駅は特急の宝庫である。各地へと向かう特急列車が、ひっきりなしに発着する。そのさまは、かつての上野駅を彷彿とさせる楽しさがあるはずだ。

 私は京都へ旅立つ前に、時刻表から夕刻の京都駅に発着する特急列車を引っ張り出し、エクセルで表にしてメモ帳に貼り付けておいた。

 そのメモ帳を手に、烏丸口で入場券を買った私は、在来線ホームに次々やってくる特急列車を見て回った。

 京都駅を発着する特急列車は、行先もさまざまだ。大阪、関西空港、南紀、北近畿、山陰、北陸、信州、東北と、想いはあちらこちらへ飛ぶ。そんな各地への拠点となっている京都駅には、かつての都の威厳を感じされるものがあった。

 使用されている車両も色とりどりだ。国鉄型車両もあれば、ディーゼル特急もある。そのほとんどが普段目にすることができない車両なので、見ていて飽きなかった。

 結局、入場券の有効期限ぎりぎりの二時間近く、私は特急列車を眺めていた。気が付くと、空はすっかり暗くなっていた。日のとっぷりと暮れた晩秋の京都駅ホームはさすがに冷え込んで、空気がピンと張り詰めてきたが、私は多くの特急列車に出会うことができ、心地良い満足感に浸っていた。


1枚目 京都駅駅名標
2枚目 特急「オーシャンアロー」22号 東海道本線京都駅にて 2009.11.21
3枚目 特急「スーパーはくと」10号 東海道本線京都駅にて 2009.11.21
4枚目 特急「はるか」51号 東海道本線京都駅にて 2009.11.21
5枚目 特急「はしだて」7号 東海道本線京都駅にて 2009.11.21
6枚目 特急「雷鳥」38号 東海道本線京都駅にて 2009.11.21



にほんブログ村 鉄道ブログへ
by railwaylife | 2009-12-11 23:54 | JR西日本 | Comments(2)
Commented by Yu-1300 at 2010-05-17 16:17
初めまして、写真を拝見させていただきました。JR京都駅から出発する各地へ向かう特急達はかっこいいです。いろんな特急に一度は乗ってみたいです。
Commented by railwaylife at 2010-05-18 00:30
Yu-1300様、初めまして。コメントありがとうございます。

京都駅は特急列車の宝庫です。その魅力を少しでもお伝えできていれば幸いです。

私もこのときは特急列車を見送るばかりだったので、いつかは京都駅から特急列車の旅に出たいと思っています。
<< さらば夜汽車 惜別乗車 >>